保健師

読み:ほけんし

保健師は所定の専門教育を受け、地区活動や健康教育・保健指導などを通じて疾病の予防や健康増進など公衆衛生活動を行う地域看護の専門家のことである。乳児から高齢者まで幅広い世代の地域住民の保健指導や健康管理が主な仕事。平常時の保健指導に加え、病気の発症予防や健康づくりの支援、平常時以外の感染症発生時や災害時の住民の健康管理なども行う。一口に保健師といっても、働く場所によっていくつかの種類があります。 ◆行政保健師 保健所や地域の保健センターなどの行政関係の施設に勤める保健師です。地域住民の健康維持や医療相談受付、健康増進活動も行います。 ◆産業保健師 企業に就職して社員の心身の健康管理を行います。労働者の病気の予防、うつ病などメンタルケア対策では、産業保健師が大切な役割を担っています。 ◆学校保健師 学校の保健室に勤める保健師で生徒や教職員の健康管理を行います。。急病人の応急処置やメンタル面の相談に携わるなど、保健師に期待される役割は多領域に広がっています。ちなみに国公立の学校では養護教諭免許状をもつ養護教諭が学校保健師と同等の業務に当たっていますが、私立の学校や専門学校で働く場合は、養護教諭免許状が必要でないケースもあります。 ◆医療機関保健師 病院やクリニック、訪問介護ステーションなどで働く保健師。健康診断や予防接種のサポート、患者さんや病院スタッフの健康管理など通常の看護師の仕事と兼務する場合もあります。

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