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  • 2024.02.21 (最終更新日:2024.02.29)

面接時の正しいカバンの持ち方とは?置き方のマナーや選ぶポイント4つも解説

カバンと荷物で困る人
目次

感染症の影響も落ち着き、再び対面での面接も増えています。その中で面接時の荷物は意外と悩む問題でしょう。カバンの持ち方も身だしなみの一環です。持ち方一つで相手からの印象も大きく変わるため、正しいマナーを身につけなければなりません。

では、実際にカバンは、どのように持てばよいのでしょうか。この記事では、カバンの正しい持ち方や荷物の置き場所など、面接時に悩むことの多い荷物の取り扱いについて、解説していきます。マナーを身に着けて、内定を勝ち取りましょう。

そのほかの面接時に関するマナーについては、相互リンクを参照してください。

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面接でカバンの持ち方に注意すべき理由

カバンを持つサラリーマン カバンの持ち方は、スーツや靴と同じく身だしなみの一環です。「人は見た目で決まる」と言われますが、カバンの持ち方も自分の印象を決定づける要素になります。

例えば、背中に放り投げるような持ち方をしている人を見たとき、どのような印象を受けるでしょうか。おそらく「不良っぽい」「礼儀がなっていない」と思うはずです。本人が実際にどのような人間かは関係ありません。そのように思われた段階で面接は失敗です。

企業は従業員の身だしなみを気にしています。当然、企業としては、マナーのない持ち方をしている人間を外に出すことはできません。面接時の格好から、企業が実際に働いているときの姿を想像していることを忘れないようにしましょう。

たかがカバンの持ち方だと思うかもしれません。しかし、その持ち方で相手に与える印象は大きく変化します。模擬面接などを通じて、正しい持ち方を身に付けていきましょう。

【シーン別】面接時のカバンの持ち方・置き方

椅子とカバン 面接において、カバンの持ち方は身だしなみの一環です。正しい持ち方をすれば、それだけで面接官に良い印象を持ってもらえます。しかし、実際に「正しい持ち方」というのは、就活生を悩ませる大きな問題と言えるでしょう。

面接のシーンによって「正しい」は大きく変化するため、絶対の「正解」はありません。ここでの解説は「基本」であり、状況に応じて調整することを忘れないようにしてください。

待ち時間のカバンの持ち方・置き方

面接では一般的に、多くのビジネスマンと同様に手提げカバンを使用します。来社から面接までの待ち時間の間は、片手で持つようにしましょう。体の横に当てるようにして、すぐに「気を付け」の姿勢が取れるようにしておくと、見た目の印象が上がります。

また、片手を自由にしておくことで、多くのことができます。実際に来社したタイミングでは、内線で呼び出しを行ったり、インターホンを押したりと、することが数多くあります。そのときに利き手をフリーハンドにしておけば、スムーズに対応できるでしょう。

座って待つときは、カバンを足元に置くようにしておきます。膝の上に置くとスーツがシワになったり、カバンの底の汚れが移ってしまいます。また、他の空いている椅子や机に置くことは厳禁です。自分の注意の行き届く場所に置いておきましょう。

入室時のカバンの持ち方・置き方

入室時の持ち方は、待ち時間と同じ持ち方を心掛けましょう。入室前には必ずノックが必要になるため、このときもカバンは利き手とは別の手で持つと行動にもたつきがありません。待ち時間で姿勢を崩さなければ、印象が良いまま面接に臨むこともできます。

入室後は挨拶です。このときの持ち方も体の横で持ち、折り目正しい挨拶ができるようにしておきましょう。女性の場合は、両手で前に持ってもかまいません。自分が綺麗に挨拶をしやすい持ち方を心掛けておきましょう。

入室に当たっては事前に入室し面接官を待つ場合も考えられます。この場合は、座って待つときと同じように足元に置いておきましょう。許可なく、別の椅子や机に置くことは厳禁です。待ち時間同様に、勝手な行動は企業の印象がよくありません。

また、面接会場に案内されたときに、案内担当から荷物の置き場所について、指示があることもあります。指示があるときは、素直にそれに従います。このときは、面接に必要と思われる筆記用具などをカバンから取り出しておくことを忘れないようにしましょう。

入室した後のカバンの持ち方・置き方

入室後は、基本的に椅子に座ります。カバンは着席と同時に椅子の横に置くようにしておきましょう。決して、膝の上に置いてはいけません。このときに自立するカバンだと、立てかける必要がないため便利です。

もし、自立しないカバンの場合は、椅子の後ろ脚に立てかけるようにして置くようにしましょう。前の脚に立てかけると、自分の足が程よく開かず、姿勢が悪くなってしまいます。自分の見た目にこだわるなら、置き場所には要注意です。

また、当たり前ですが置くときは静かに置くことを心掛けましょう。緊張して慌てる気持ちは理解できますが、乱雑に扱うと「モノを大切にしない」という悪い印象を面接官に与えてしまいます。

面接が終わってから退室するまでの間のカバンの持ち方

退室時の持ち方は、入室時と同じようにします。体の横に持ち、折り目正しい挨拶ができるような持ち方をしておきましょう。カバンを別の場所に置いているときは、慌てずに取りに行き、静かに持ち上げて片手に持ち換えます。

入退室時の持ち方のポイントは「スムーズに行動できること」です。入退室の一連の流れを練習する中で、自分が持ちやすく動きやすい持ち方を確認しておきましょう。

面接会場で使用するカバンを選ぶポイント4つ

スーツとカバン 持ち方だけではなく、スーツや靴と同様にカバン自体も企業からの審査対象です。面接は、実際のビジネスシーンを想定しています。ビジネスの現場に相応しくないと判断されるカバンでは、内定は取れません。色や材質、デザインなど適切なものを選びましょう。

どのようなカバンが適切なのか、悩む場合はスーツ専門店などに相談しましょう。スーツや靴と併せて、就活に必要な一式を揃えることができます。

面接は、カバン選びから始まっています。自分の印象を良いものにする最適なカバンを選んでください。

ポイント1.カバンなしでの面接参加はNG

そもそも「面接にカバンは必要なのか」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。確かに、面接時に必要となるものは、財布やスマホ、そして履歴書くらいであり、カバンが必要なほどの荷物とは思えません。 また、スマホや財布はスーツのポケットに収められるため、このような疑問が出ることも分かります。

結論を言えば、カバンなしでの面接参加は厳禁です。その理由の1つとして、見た目の問題があります。確かにスーツのポケットの大きさであれば、スマホや財布をしまうことはできます。しかし、収めた部分が盛り上がってしまい非常に不格好になってしまいます。

もう1つの問題として、帰りの問題があります。面接では、企業からパンフレットなどを渡されることも多くあります。また、その場で内定となれば、内定関連の書類を持ち帰ることもあるでしょう。

このときにしまうべきカバンがないと、どうなるでしょうか。小さく折ってポケットにしまうと、企業に対して失礼に当たります。ましてや内定関係の書類は、折り曲げ厳禁というものも少なくありません。書類関係を持ち帰るためにも、カバンは必須です。

ポイント2.自立するものを選ぶと面接のときに便利

面接時に使うカバンは、基本的に誰が見ても「ビジネスパーソン」として相応しいカバンであれば問題ありません。一般的にビジネスで使われるカバンは、革製かナイロン製の手提げカバンであり、色は黒や紺が相応しいとされています。就活のときも、このようなカバンを選べば問題ないでしょう。

面接は実際のビジネスシーンを想定しています。入社した後は、自分たちも会社の顔になることを忘れてはいけません。相手に違和感や不快感を与えるようなカバンを使えば、その時点で面接は失敗です。派手な色や、一目見てブランドものだと分かるロゴが入ったカバンは避けましょう。

ただ、実際のビジネスシーンと面接では大きく異なる点が1つあります。それは荷物の置き場所です。面接のときはカバンの置き場がないことが多く、どうしても椅子に立てかけるような形で置くことになります。しかし、面接の途中で倒れてしまうことも多く、あまりおすすめできません。

そのような場合に備えて、底が固く自立するカバンを選びましょう。自立するカバンなら、途中で倒れることもなく、そのまま地面に置いておけるため、置き場所に悩まなくてすみます。

ポイント3.大きさはA4サイズが入るものを選択する

カバンのサイズは、A4サイズの書類を入れても余裕があるものを選びましょう。面接のときの持ち物は、履歴書・財布・スマホと筆記用具です。しかし、帰りにはパンフレットなどの会社案内や、場合によっては内定承諾書などの重要書類を渡されることもあります。

小さいサイズのカバンだと、書類関係が入りません。入ったとしても、途中で折り曲がったり、破れたりする可能性があります。破損を避けるためにも、カバンはA4サイズの書類を入れても、ある程度の余裕のあるサイズを選びましょう。

ただ、余裕を持たせすぎるのもよくありません。荷物に対してカバンが大きすぎると必要なものを取り出しにくくなります。受付での履歴書の受け渡しをはじめ、面接の途中でも筆記用具を取り出すなど、カバンを開けるタイミングはいくらでも考えられます。

面接の時間は有限です。取り出しに手間取ると、それだけ他の人の時間を奪うことになります。スムーズに取り出せるよう、カバンは適切なサイズのものを選択しましょう。

ポイント4.リュックやショルダーバックは厳禁

面接のときに使うカバンは、手提げカバンが基本です。これ以外のカバンを使用すると、すぐにネガティブチェックに引っかかります。実際のビジネスマンを見ていると分かりますが、リュックやショルダーバッグを使っているビジネスマンはまずいません。

面接時の格好は「そのまま仕事にいける」格好を意識しておきましょう。これはスーツや靴だけではなく、カバンにも当てはまります。

特にリュックを使用することは、絶対にやめましょう。確かに両手を自由にできる上に、入る容量も多いため便利であることは間違いありません。しかし、ビジネスの現場では、荷物などを出し入れするために、いちいち下ろさなくてはならず非常に不格好に映ります。

また、ショルダーバッグについては、肩ベルトを外し手提げカバンと同じ状態にしておきましょう。肩ベルトがあると、地面に置いたときに垂れてしまい、単純に見栄えがよくありません。また、複数人の面接だと、入退室のときに引っかかってケガをする可能性もあります。

面接では正しいカバンの持ち方で好印象を与えよう

たかがカバンの持ち方と思うかもしれませんが、カバンの持ち方も身だしなみの一環です。正しい持ち方をすれば、それだけで第一印象がよくなります。

特に、健康経営優良法人を筆頭に多くのホワイト企業は、自社のイメージを重視しています。そのため、就活生にも正しいマナーを求めることは、決して珍しいことではありません。ホワイト企業への就職を目指すならば、たかがカバンの持ち方と思わず、正しい持ち方をしましょう。

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