- 働き方改革
- 2022.11.28
「小1の壁」で退職しようか悩んでいるママへ|後悔しないように乗り越える方法をご紹介
共働きの家庭では、仕事と育児の両立について悩んでいることが多いのではないでしょうか。特に、保育園が終わり小学校にあがる際の「小1の壁」という言葉を聞いて、不安になっている人は多いかもしれません。
小学校にあがると、子どもが大きくなって親は楽になると思われがちですが、実際は保育園の時より負担が大きくなることが多いのです。
今回は、これから小学校にあがる子どもがいるママやパパに向けて、「小1の壁」について解説するとともに、具体的な乗り越え方を複数ご紹介します。
退職を考えるママも多い「小1の壁」とは
子どもが小学校へ進学すると、保育園時代よりも仕事と子育ての両立が難しくなることがあります。その理由は、小学校低学年の子どもはまだまだ手がかかるのに、親に替わって保育してくれる保育園のようなフルサポートを、小学校には望めないためです。このように、子どもが小学校に上がる際に直面する問題を「小1の壁」といいます。
お迎えが間に合わない
保育園と比べて小学校に上がるとお迎えの時間が早くなり、親は今までより早く迎えに行かなければなりません。ところが、子育てをしている社員の時短勤務を「小学校入学前まで」としている企業も多いです。また、保育園によっては朝7時ごろから利用できるところもありますが、小学校に上がると登校時間が遅くなることが多く、子どもより親のほうが先に家を出なければならない状態になります。
夏休みなど子どもの休みが長い
小学校には、夏休み・冬休み・春休みと3つの休みがあります。冬休みや春休みは10日程度ですが夏休みは1ヵ月程度と長く、その間ずっと仕事を休むことは難しいでしょう。
放課後や夏休みなどに指導員が見守ってくれる「学童(学童保育)」を利用したとしても、給食がないので毎日お弁当を作って持たせる必要があり、忙しい朝の時間により負担が増えることになります。
学級閉鎖がある
感染病などが流行する時期は、学級閉鎖や学校閉鎖になることがあります。その場合2〜5日ほど休みになることが多いでしょう。その間は学童が利用できなかったり、習い事を控えるように通達があったりすることもあります。
学童に入れないこともある
学童には、市町村が主体となって運営する公営学童の他に、教育サービスなどを提供する企業が運営する民間学童があります。公立学童は抽選になることも多く、民間学童は利用条件があることから、必ず利用できるとは限りません。
参加しなければならない学校行事がある
小学校に入ると、PTA活動や懇談会など、親が参加する学校行事が複数あります。また、授業参観や発表会、運動会など子どもの成長を感じられる行事も多く子どものためにも可能な限り参加したいものです。
もちろん、有給休暇をとることで参加できますが、有給休暇の日数を使い果たしてしまうと、体調が悪くても無理して出勤するようなことになりかねません。
帰宅後もフォローが必要
小学校に上がると宿題が出るようになります。また、低学年のうちは翌日学校に持っていくもののチェックもしなくてはならないでしょう。学校から帰宅した後は勉強を見てあげるなど、子どもへのフォローは保育園にいる時より、必要になることが多いです。
退職せず小1の壁を乗り越える方法6つ
「小1の壁」で悩まれる家庭が多いのも確かですが、乗り越える方法は複数あります。いくつかご紹介しますので、ご家庭で実践できるものがないか確認してみてください。
働き方を見直す
子どものことを最優先に考えるなら、パパやママの働き方を見直すというのもひとつの方法です。
勤め先に、時短勤務ができるか、フレックスやリモートワーク、在宅勤務ができるかなど、働き方をシフトできるか確認してみると良いでしょう。また、勤務時間の融通が効く部署への異動願いや非常勤・パートなどに雇用形態を変えることも、視野に入れると選択肢が広がります。
習い事をする
小1の壁を乗り越えるために、習い事をさせるというのも一つの手段です。
習い事が終わる時間は、習い事によって学童の預かり時間より遅くなることもあります。学童ではお迎えが間に合わなかったとしても、習い事が終わる時間に直接迎えに行くことになれば間に合うという家庭もあるでしょう。
自治体による支援を利用する
自治体による支援を利用する方法もご紹介します。
地域によって頼める時間や料金は若干違い、人気があるので希望通りにならない可能性もありますが、シニア人材のサービスやファミリーサポートなどで、自治体経由で安く利用できるのが特徴です。
民間の学童を利用する
エリアによっては民間の学童があるところがあります。
民間学童は、早朝からかなり遅い時間まで子どもを預かってくれるところがあります。宿題も指導してくれたり習い事の送迎も引き受けてくれるところもあるようです。サービスが充実している分、利用料金が高くなる傾向なので確認しておきましょう。
民間サービスを利用する
キッズシッターを頼むのもよいでしょう。
ただし、キッズシッターの利用料金は高く設定されていることがほとんどです。そのため、残業が多い時期や仕事が遅くなることがわかっている時のピンチヒッターとして使ったり、低学年のうちだけと期間を決めて割り切って使うと、経済的負担を軽減することができます。
また、家事代行サービスを利用して、家事の負担を軽減するという方法もあるでしょう。
まわりと助け合う
同じように悩むママ友と助け合うというのも1つの方法です。遅くなりそうな時は、予め帰るまで子どもを預かってもらうようにお願いしておくなど、お互いに助け合えば乗り越えられることもあるはずです。
同じように共働きの家庭で、連絡が取り合える仲間がいると心強いですね。
思い切って退職・転職する
ご家庭に合った小1の壁の乗り越え方が見つからない場合、退職するのも一つの手段です。
小学校低学年くらいまでは心配なことも多いというのが本音でしょう。毎日心配するくらいなら、仕事を辞めて子どもの成長を見守るのもおすすめです。勉強を見てあげたり、子どもの話をしっかり聞いてあげたりするなどのコミュニケーションは非常に大切です。
一方で、仕事を辞めてしまうことでお金の面や再就職に対する不安が出てくるのではないでしょうか。一人で決断できることではないため、家族で十分話し合い、心配や不安ごとを解消もしくは少しでも軽減するようにしましょう。また、働きやすい環境の職場へ転職することも検討してみてもいいかもしれません。
働きながらでも小1の壁は乗り越えられる
共働きだと、小1の壁に悩む家庭は多くあります。しかし乗り越える方法はいくつかあるので家庭でよく話し合うとよいでしょう。なかには思い切って退職して、子どもの成長を見守るという人もいます。また転職するのもひとつの方法です。転職する場合は、時間の融通が利いたり在宅勤務ができる仕事など、働きやすい職場づくりを積極的に行う健康経営優良法人に認定されている企業を選ぶのがおすすめです。
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