• 健康経営
  • 2022.12.07

ボーナスなしでもメリットはある?ボーナスなしでも生活を安定させる方法もあわせて解説

賞与カットとはさみ
目次

社会人として働く中で、夏と冬のボーナスを楽しみに仕事に励んでいるという人も多いのではないでしょうか。しかし最近は、コロナ渦の影響で業績が悪化し、ボーナスがない企業もあります。

とは言っても、ボーナスがないことは悪いことばかりではありません。意外なメリットもあるのです。

この記事では、ボーナスがないことのメリットとデメリット、ボーナスなしでも生活を安定させる方法をご紹介します。

ボーナスとは何か

ボーナスのイメージ

ボーナスとは、毎月の固定給とは別に支払われる給与のことをいいます。賞与、期末手当、一時金などとも呼ばれ、夏と冬の年2回支給されることが一般的です。

ボーナスの種類を大きく分けると、

  • 基本給連動型賞与
  • 業績連動型賞与
  • 決算賞与

の3つになります。ここ数年は、個人や企業の業績に応じて支払われる業績連動型賞与を導入している企業が多い状況です。

正社員でもボーナスなしの会社は意外と多い

厚生労働省の調査によると、2021年夏季賞与の支給状況は平均で65.1%、2021年年末賞与の支給状況は70.2%でした。約3割の企業でボーナスが支給されていないことが分かります。

ボーナス支給の有無は業種によって差があります。飲食サービス業や生活関連サービス業は、夏季賞与の支給率が約40%、年末賞与の支給率が約50%でした。平均よりも比較すると、30~40%ほど低くなっています。

引用元
厚生労働省毎月勤労統計調査令和3年9月分結果速報等≪特別集計≫令和3年夏季賞与(一人平均)

厚生労働省毎月勤労統計調査令和4年2月分速報等≪特別集計≫令和3年年末賞与(一人平均)

ボーナスなしでも法律違反ではない

労働基準法上では、賃金の支払いに関する義務が明記されていますが、ボーナスに関しては義務はありません。

支給されている企業であっても、就業規則上に「会社の業績によってはボーナスが支給されない場合がある」という文言が書かれている場合があります。

ボーナスが気になる人は、就業規則を確認しておきましょう。

ボーナスなしのメリット3選

メリット 明るいイメージ

ボーナスがない企業と聞くと、「ブラック企業なのでは?」など悪いイメージを持つ人もいるでしょう。しかし、ボーナスがないことにはメリットもあります。ボーナスがないことのメリットは大きく3つです。

1. ボーナスに振り回されない

特に業績連動型のボーナスは、その年の業績次第で支給の有無が変わります。そのため常にボーナスカットのリスクがあるのが現状です。

その点ボーナスがない企業では、カットされる不安を抱えなくてよいので、精神的な安定を得られます。

2. 基本給が高いケースが多い

ボーナスがない企業の場合、その分基本給を高く設定していることが多いと言われます。正社員募集の場合、基本給が低い上にボーナスがないと、人材を確保できない危険性があるからというのがその理由です。

3.ボーナス以上の報酬を得られる可能性がある

個人の業績や成果に応じたインセンティブ制度を取り入れている企業の場合、仕事で成果を出した人はボーナス以上の報酬を得られる可能性があります。

ボーナスは一律支給ですが、インセンティブ制度は支給の有無に個人差があるので、モチベーションアップにつながります。

ボーナスなしのデメリット2選

デメリット ボーナスは毎月の収入とは別の、いわば臨時収入です。それがないということは、金銭面や生活面でのデメリットもあります。ボーナスがないことのデメリットは大きく2つです。

1.まとまった収入がない

ボーナスは夏と冬の年2回支給されるのが一般的であり、月給以上のまとまった収入を得られるチャンスです。

ボーナス時期はお盆や年末年始など出費もかさむ時期でもあります。そのためボーナスがないと家計が赤字になる危険性も大きいのです。

2.大きな買い物ができない

家具や家電など大きな買い物をする場合、ボーナスがあれば購入費用にあてられます。

ボーナスがないと、分割払いで多く支払うことになったり、購入時期をずらす必要が出てくるかもしれません。

ボーナスなしでも生活を安定させる方法4選

家計管理・見直しのイメージ

年末年始や年度末など、出費がかさむ時期はボーナスがないと家計が苦しいかもしれません。しかし、ボーナスなしでも生活を安定させる方法はあります。早速見ていきましょう。

1.昇進・昇格により基本給をアップさせる

昇進や昇格という具体的な目標ができるため、仕事のモチベーションも上がります。基本給がアップすることで、ボーナスなしでも年収が増加して生活が安定する可能性が高くなるでしょう。

2.副業する

副業をすれば一定額の副収入を得られます。取り組む副業によっては、高収入を狙うこともできるでしょう。しかし、就業規則で副業禁止とされている場合もありますので、事前に確認してください。

3.転職する

前の2項目を実践しても生活の安定につながらない場合は、ボーナスのある会社に転職することをおすすめします。

転職先を選ぶ際は、健康経営を推進している企業を選択肢に入れるとよいでしょう。給与体系や社員の福利厚生、および健康管理支援が充実している可能性が高いというのが、その理由です。

4.節約を習慣化して支出を減らす

ボーナスなしの人は、ボーナスがある人より低収入である可能性があります。低収入なのに、ボーナスがある人と同じ生活スタイルでは、家計は赤字になり生活が苦しくなるのは当然のことです。

生活安定のためには支出を減らすことが大事になってきます。

  • スマホを大手キャリアから格安スマホにする
  • 保険を見直して、不要なものは解約する
  • 外食を減らして自炊を多くする

といった方法があるので、できることから始めていきましょう。

家賃の安い住居に引っ越す方法もありますが、引っ越しは大きな出費です。貯金額と費用のバランスを充分に考慮した上で決めることをおすすめします。

関連コラム

ボーナスなしの会社には、ボーナスに振り回されないメリットがある

ボーナスなしでも法律違反ではありません。そのためボーナスがない会社も存在しており、しかもその数は年々増えてきています。

しかし、ボーナスがないのは悪いことばかりではなく、意外なメリットもあるのです。

メリットとデメリット両方を理解した上で、ボーナスなしでも生活を安定させる方法を実践していきましょう。

ボーナスなしでの生活が厳しい場合は、転職を検討してみてはいかがでしょうか。健康経営を推進している企業は、給与体系や福利厚生が充実していることが多いのでおすすめです。

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