- 健康経営
- 2022.11.13
第二新卒でも転職できる?転職を成功させるポイントや転職事情などをご紹介
第二新卒の場合、転職経験がないことから「転職できるのだろうか」「新しい職種に転職することはできるか」といった、悩みや不安を抱えているのではないでしょうか。
この記事では、第二新卒で転職を考えている人に向けて、転職を成功させるポイントや転職事情についてご紹介します。
第二新卒の転職で不安に感じている人やこれから転職を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
第二新卒の定義
第二新卒には明確な定義がなく、企業によって定義が異なります。一般的に第二新卒とは、新卒で企業に入社してから3年未満で退職した25〜26歳ほどの求職者のことを指します。
また、第二新卒についてどの企業でも共通している認識は、「第二新卒は一度企業に入社し社会にでた経験がある」ことです。 したがって第二新卒は、学校を卒業したばかりの新卒と、一人前になった社会人とのちょうど中間の人材として扱われることが多いでしょう。
第二新卒は転職できる?
第二新卒は転職経験がないことから、不安や悩みがつきものでしょう。第二新卒の転職事情について事前に理解しておくと、自分が何をすべきか把握することができます。
転職に成功している第二新卒は約7割
公益社団法人の全国求人情報協会のデータによると、第二新卒の70.7%の人が転職に満足していると回答しており、ほとんどの人が転職に成功しているという結果があります。
参考:全国求人情報協会|若者にとって望ましい初期キャリアとは
しかし、転職がうまくいかず希望していた企業や職種に転職できなかった人は約30%おり、決して小さい数字ではありません。この現実をしっかりと認識し、余裕を持って事前に転職準備を進めていきましょう。
未経験業界への転職は難しい
第二新卒で未経験業界への転職は難易度が高いとされています。理由は即戦力にならず、教育費用や習得までの時間がかかることが多いからです。中途採用を募集する際、企業の多くは即戦力を求めています。たとえば、退職者が出てその分の埋め合わせを行う場合や新規事業の立ち上げのために自社にはないスキルを持った人材などが挙げられます。
また、教育にかかる費用や時間がかかることも理由の1つです。即戦力となる人材を採用した場合は、教育費用を削減でき時間もかかりません。しかし、経験やスキルがない第二新卒では新卒と同じように一から教育する必要があり企業にとって負担になってしまいす。
そのほかにも、費用と時間をかけて育成したにもかかわらず、数年後にはまた他の企業へ転職するのでないかと考える採用担当者も少なくないでしょう。
転職市場では第二新卒の価値は高い
第二新卒は新卒とは異なり、社会人としての基本スキルが身に付いている状態です。そのため、ある程度の土台が出来上がった若手人材として企業から期待されていることも多いでしょう。また、近年の少子高齢化で若手の人材が年々減少しているため、必然的に若手人材の価値は高くなります。
そのため、第二新卒で転職を行う際は極度に心配するのではなく、今まで培ってきたスキルや経験を企業にアピールしていくことが重要です。
第二新卒の転職を成功させるポイント
転職における重要ポイントを事前に押さえておくことで、転職をスムーズに進められたり、企業からの印象が良くなったりします。ここからは第二新卒で転職を成功させる5つのポイントをそれぞれご紹介します。
自己分析をしっかり行う
まずは、転職に向けた自己分析をしっかり行いましょう。第二新卒は社会人としての年数が少なく、これといった経験や実績がないことが多いでしょう。しかし、なにかしら前職で得た経験やスキルがあるはずです。まずは自分が前職で何を学んだか、業務を行う上でどのようなことを心掛けていたかを考えましょう。
ほかにも、自分が何をしたいのか、どのような企業に入社したいのかを明確にすることが重要です。第二新卒で転職する場合、「自分が考えていた仕事内容ではなかった」「社風が自分に合わなかった」「ほかにやりたいことができた」といった理由も多いでしょう。
自己分析を怠ると仮に転職が成功したとしても、企業に対して不満を抱いたり、想像していた仕事と違うと感じてしまい、転職する繰り返すことになりかねません。自分に合った企業に転職するためにも過去の自分を振り返り、過去の自分を省みた上で転職活動を行いましょう。
志望理由を明確にポジティブに伝える
志望理由は、ポジティブな内容ではっきりと伝えることが大切です。転職活動で最も重要なことは、企業に自分の価値を感じてもらうこと。志望理由をわかりやすく明確にすることで、企業側にご自身を採用するメリットを伝えられます。志望動機が相手に正確に伝わらないと自分の価値を認識してもらえず、結果として採用が遠のいてしまうでしょう。
そのため、しっかりと書類選考や面接などの練習を行いましょう。また、志望理由はなるべくポジティブな内容にすることをおすすめします。前職の不満や愚痴を伝えると「採用してもすぐに辞めてしまうのでは?」と思われてしまいます。
そうならないためにも、志望理由は「新しいスキルを習得したかったから」や「新しい環境でチャレンジしたかったから」などのポジティブな内容を心がけてください。
希望する業界や業種の研究を行う
自分が希望する業界へ職種の研究もしっかりと行いましょう。とくに未経験の職種や業界への転職を考える人は、何を求められているのか、どのようなスキルを持っていればいいのかなどリサーチが必要です。業界や業種への研究を怠ってしまうと、企業側から「転職に対する意欲が低いのではないか」と感じられることもあり、内定獲得が難しくなります。
企業に自分の入社意欲を伝えるためにも事前にしっかりとリサーチと研究を行いましょう。
広い視野をもち柔軟に企業を取捨選択する
こだわりを持ち転職活動を行うことは大切ですが、場合によっては柔軟に企業を選択しなければなりません。応募前と実際に面接で採用担当者と話した後では、企業の見え方が変わることも多いでしょう。1つの企業に固執するのではなく、複数の企業と比較検討することで自分に合った企業を見つけられます。
そのため、選択肢を多くするためにも可能な限り幅広く企業に応募することをおすすめします。
できる限り資格の勉強や取得を目指す
時間に余裕がある場合や未経験業界などに転職したい場合は、積極的に資格の取得を目指しましょう。資格を取得することで企業に自分の意欲を伝えやすくなるほか、未経験業界への転職の際にもアピールポイントになります。また、資格の取得が間に合わなかった場合でもエントリーシートに資格の勉強をしていることや資格取得予定日などを記載できます。
自分の長所やメリットを最大限に引き出すためにも資格の勉強を行いましょう。
転職を失敗する主な理由
転職の失敗例を理解することで同じ過ちを事前に防ぐことができ、転職に成功しやすくなります。ここからは転職を失敗する代表的な理由についてご紹介します。
転職理由がネガティブすぎる
転職理由がネガティブすぎると企業からの印象が悪くなり転職に失敗しやすくなります。面接で転職理由を聞かれた際に、「人間関係が悪かったから」「給料に不満があったから」「会社の雰囲気が自分と合っていなかったから」などと答えてしまうと、自分の会社でもすぐに辞めてしまうだろうと思われてしまいます。
そのため、転職理由を伝える際はなるべくポジティブな内容にしましょう。
志望動機が定まっていない
志望動機が定まっておらず、転職の軸と合っていない場合も転職に失敗しやすくなります。志望動機に一貫性がなく、発言に矛盾があったり自分のやりたいことに対して企業の方針が合っていない場合は採用が遠のいてしまうでしょう。面接の際に自分の矛盾を指摘されないためにも志望動機は明確にしておくことが重要です。
過去の経歴や実績で噓をつく
自分の経歴や実績に噓をついてしまうことも失敗例の1つです。噓の話をしても面接を進めていくなかで、話に矛盾が出てきたり内容に対して資格やスキルが伴っていないと感じられたりします。仮に噓の実績で入社をしたとしても企業は噓の実績を期待しているため、入社後苦しむことになるでしょう。
企業側も第二新卒はまだまだ社会人経験が少ないと十分に理解しています。そのため、噓をつかずに、自分のありのままの良さをアピールしましょう。
自分の強みを最大限に引き出して後悔のない転職を行おう
ここまで、第二新卒の転職事情や転職に必要な準備などについてご紹介しました。第二新卒は、社会人としての経験が少なく実績もほとんどがない状態です。しかし、転職における重要ポイントをしっかりと押さえておくことで、転職を成功させられるでしょう。また、企業を選ぶ際には健康経営に力を入れているかも確認することをおすすめします。
健康経営に力を入れている企業であれば、入社後も有給休暇や産休といった福利厚生が充実しています。ワークライフバランスをしっかり取っていきたいと考えている人は、健康経営優良企業への応募を忘れないようにしましょう。
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