- 就職/転職
- 2022.11.08 (最終更新日:2023.05.11)
人と関わる仕事がしたい!おすすめの仕事10選とメリット・デメリットを紹介
- 目次
就職・転職を考えている人のなかには、「人と関わる仕事がしたい」と思っている人もいるでしょう。
人は他人と関わることで自己認識し、成長に繋げられますが、そのためには人と関わることが欠かせません。人と関わる仕事で、人間的に大きく成長できることが期待されます。
この記事では、人と関わる仕事ができるおすすめの職種をご紹介します。またメリットやデメリットも解説するため、これから人と関わる仕事がしていきたいという人は参考にしてみてください。
人と関わる仕事とは
人と関わる仕事とは、もてなしや対応などの接客を伴う業務を指します。
接客では相手に有意義な時間やサービスを提供するための工夫や努力が必要です。「人と関わる」と一口に言えども、その関わり方やアプローチの方法は仕事によっても異なり、大きく分けて3つのタイプに分けることができます。
- 相手と接する仕事:
サービスを必要としている相手の対応で人と関わり、サービスや商品の提案や紹介を行う - 相手を助ける仕事:
関わりを持つことで相手の抱えている問題や心身のトラブルにアプローチし、よりよい方向を目指すためのサポートを行う - 相手にアピールする仕事:
ニーズの把握やプレゼン、PRなどを通じて商品やサービスを自らアピールし、アクションを起こす
以下では人と関わる仕事の具体的な例に加え、メリットやデメリットも含めてどのような人が向いているのか、必要な知識や資格の有無なども含めてご紹介します。
人と関わる仕事ができるおすすめの職種10選
人と関わる仕事というと、店などの接客そのものを思い浮かべる人が多いようですが、字の如く客と接すること全般であり、自分以外の相手に携われる仕事を広く指しているのです。
この章では可能性を広げるためにも事業の種類(業種)を限定することなく、幅広く人と関わりを持てるものの中でもおすすめの仕事内容(職種)をご紹介します。望んでいる働き方が実現できる仕事探しの参考にしてください。
①営業職
営業職は、相手の問題や要望をくみとった上で解決のために製品やサービスを提案・販売することが主な仕事内容です。
個人相手や法人相手、取り扱うサービスや商品が有形か無形かなど種類はさまざまですが、相手の問題を解決するための提案の部分では共通しています。売り上げに応じた収入が見込めるため、努力次第で高収入も夢ではありません。収入をアップさせたい人におすすめです。
相手の要望がわからなければ提案や契約に繋がらないため、仕事をする上では聴く力、問題解決能力が求められます。
②講師(インストラクター)職
講師(インストラクター)職であれば、自分の特技や専門的な知識を活かせるため、専門的なスキルを有している人におすすめです。働く場所は、学習塾、学童保育、スポーツクラブ、絵画教室、書道教室など、知識やニーズに合わせた活躍の場が豊富にあることも魅力です。
質問や相談を受けながら、人の成長に直接関わることで仕事のやりがいを感じられます。教える内容によっては資格や免許が不要な場合もあり、スキルや経験などをもとに始めやすい仕事です。
問題解決をはかりながら生徒のレベルアップや人生そのものに影響を与えることもあるため、しっかりとした信頼関係を築くことがカギとなります。
③コール職
対面ではありませんが、電話を通してお客様とコミュニケーションをとる仕事です。業務内容は商品・サービスの利用方法や相談、サービスの申し込み、受付などの各種対応を行います。時には臨機応変な対応や提案が求められることもあり、購買意欲を高めるための大切なポジションとして活躍できます。
コール職はマニュアルなども用意されているため未経験者でもやる気があれば採用されやすい職業です。時間の融通がききやすいシフト勤務であることも多く、働きながら家事育児を行う女性に人気の職種として知られています。顔が見えない中で人と関わる仕事という側面から、声や話す内容など細やかな点でのコミュニケーション力が必要とされるのです。④広報職
広報職は企業の顔として、自社のPRを行い世間に認知させることが仕事です。報道担当業務などのように、メディア取材に応じたり、PR活動を通じて商品やサービスを世間に認知させたりなどの仕事を担います。
その他社内向けの広報活動も行うことがあり、社内外の人と関わることが多い職種です。華やかさのある仕事の印象がありますが、会社の活動やサービスを正しく伝えるためにも情報を正しく伝えるスキルは必須といえます。そのほかにも、その場に応じて臨機応変に対応できる力・コミュニケーション能力が必要です。⑤人事職
人事職は採用や社内人事の配属先決定はもちろん、社員が能力を発揮し、よりよく働ける仕組み作りや対策を行います。人材管理に関する業務を担うため、組織そのものや人の成長に直接関わることができる点がポイントです。
業務に関わるスキルやメンタルヘルスの資格などの取得で仕事の幅が広がるため、自らの努力でキャリアアップの可能性が広がる点がメリットといえます。
会社の特性や社員1人ひとりの適性や全体のパフォーマンスを意識しながらマネジメントをするため、会社全体を見渡した上で運営を考える能力が必要です。
自社に対する印象やイメージを左右する重要な役割があるといえるでしょう。
⑥経営企画職
経営企画職は、企業の経営計画の立案・管理を幅広く行います。自分が会社の経営や企画に携わっていることのやりがいや仕事の面白みを感じられる点がメリットです。社員との関わりが企業の成長に大きく関係している部分もあるため、密にコミュニケーションをとる必要があります。
企業の成長戦略を立案し実行していくためには、目先の問題を解決する力だけでなく長期的な視野で見通せる力が必要です。そのほかにも周りを巻き込む推進力や、納得させられるだけの根拠に基づく戦略の提案力も欠かせません。
⑦コンサルタント職
コンサルタント職は、経営における相談を受けて支援していく仕事です。問題や課題を見つけて解決に導くことが得意な人に向いています。
クライアント側の悩みをくみとった上で結果を出していくことはもちろんのこと、相手が気づいていない問題の改善案の提案など、やるべき仕事や求められる内容も多岐にわたるのです。しかしその分、実力主義や成果主義であることも多く、結果を残せば若くてもどんどんキャリアアップしていくことが可能といえます。
⑧販売職
自社の商品を販売することを目的に相手にさまざまな方法でアプローチをする仕事といえます。個人的にお客様の担当になる、売り上げが数字で表れるなどやりがいを感じやすい点が特徴です。
取り扱っている商品を相手に購入してもらうためには、相手の懐に飛び込んでいくような効果的なはたらきかけが必要となります。相手の好みを肌で感じ、会話からくみとるコミュニケーション力はもちろんですが、より魅力的に見せることができる商品を提案する目利きの力、不快感を与えない清潔感や礼儀作法が必要です。
⑨プロジェクトマネージャー職
プロジェクトマネージャー職は、企画を進行させチームを管理してプロジェクト成功のために先頭を切って引っ張っていくことが仕事です。リーダーシップをとりながらチームを動かしていける人が活躍できます。
クライアントから依頼を受け、企画を立ち上げて予算やスケジュールを立ててプロジェクトを遂行していくため、社内外の人とのやりとりは欠かせません。他部署との交渉やスケジュール調整など、スムーズな連携のためには高いコミュニケーションスキルが必要です。
⑩キャリアコンサルタント職
キャリアコンサルタント職は、求職者の仕事や悩みの相談に耳を傾け、就職についてアドバイスをする仕事といえます。困っている人を放っておくことができない、悩んでいる人をサポートしたいという人におすすめです。キャリアコンサルタントになるためには国家資格が必要であり、簡単な道のりではありませんが、資格を活かした仕事ができる点がメリットといえます。
人材を確保したい企業と仕事を探している求職者をマッチングさせるため、双方の希望に応える必要がある点がポイントです。また就職後も企業と社員となった求職者がよりよく働くことができるように、それぞれの希望や要望に耳を傾け、問題がある場合は解決に向けて働きかける能力が必要です。
人と関わる仕事がおすすめの人
人と関わる仕事と一口にいえども、実に様々な種類があります。しかし種類の数は多いものの共通している「人と関わる仕事が向いている人の特徴」があるのです。ここではどのような人におすすめか、理由と一緒に解説します。
人と接するのが好き
まず、人と接するのが好きな人は天職といえます。
人と接するのが好きな人の場合、協調性がある行動や自然な笑顔が身についていることが多いためです。「協調性」「笑顔」は対人関係を円滑にする重要な要素であり、相手に安心感や好印象を与えるため、「また会いたい」と思えるポイントにもなります。
また、仕事関係の人からも、笑顔でいることで親しみやすさが現れ、壁を感じにくいスムーズなコミュニケーションが可能になるメリットがあるのです。
気配りができる
自然に気配りができる人にも向いているでしょう。
なぜなら、気配りができなければ、相手のニーズに応えることができないためです。人と関わる仕事は、第一に相手の望みを察して理解した上で、柔軟に対応する必要があります。一人ひとりの相手に気を配り、どうしてほしいかを読み取った上で動くことによって、本心から喜んでもらうことができます。
場合によっては、マニュアルにはないことが突発的に起こることもありますが、相手を想った気配りができれば、その場で最適といえる行動ができる可能性が高まるはずです。
仕事と割り切ることができる
人と関わる仕事は自分でコントロールできない部分も多く、ストレスがかかりますがあくまで仕事として割り切ることができるれると、ストレスを最小限に抑えて働くことができるはずです。
人と関わる仕事は、予測不可能な出来事やトラブルなども避けられません。また気の合う相手以外とも建設的な会話をする必要が出てくる場面もあります。お互いのスキルを高めあい、相手の魅力を引き出すためにも、誰が相手でも仕事だと割り切った上で適度な距離感のコミュニケーションが必要です。
人と関わる仕事のメリット
人と関わる仕事だからこそできる成長など、仕事を通じて得られるメリットも数多くあります。ここでは人と関わる仕事のメリットをご紹介します。
顧客の反応を直接確認できるためモチベーションが保てる
人と関わる仕事は、相手の反応を直接見ることができるため、仕事に対するモチベーションが保ちやすい傾向があるのです。
例えば、自分の仕事によって相手が喜び笑顔になった時、よい反応はそのまま自分の評価へとつながります。誰かの役に立っている喜びや感覚、頑張りがそのまま給与などに反映されるため、仕事のモチベーションアップになるのです。
人から感謝されることで、給与や評価の面ではもちろんのこと、仕事そのものに対するやりがい・満足感を得られます。
対人スキルが身につきキャリアアップしやすい
人と関わる仕事は、学歴よりも本人の実力や成果を求める傾向が強くあります。対人スキルを高めることで視野や知識が広がり、キャリアアップに繋がるのです。
人と関わることで基本的なマナーはもちろんのこと、ホスピタリティや提案力、質問力、状況判断能力など、仕事以外のさまざまな場面で活かせる能力が自然と身に付きます。
将来性がある
人と関わる仕事は長期的な視点で見ても将来性がある仕事であり、機械などに取って代わることは難しい仕事であるといえます。
AIの普及や自動化など社会は便利なもので溢れていますが、人と関わる仕事は自動化できない内容も多く淘汰されるものではないからです。感情や言葉のやり取りなど、人間でしかできない仕事は需要が拡大しているということもできます。
必要なスキルや自分ならではの強みを活かすことで、長く活躍できる可能性が高まるのです。
人と関わる仕事のデメリット
物事には表と裏があるように、人と関わる仕事には、メリットのみならずデメリットもあります。これから、人と関わる仕事に就く場合は、以下で解説することも知っておきましょう。
ストレスを感じやすい
人と関わる仕事は、感情のやり取りがダイレクトに行われるためストレスを感じやすい点がデメリットでもあります。
相手からの感謝で直接喜びを感じられる反面、商品・サービスに対して不満の声や理不尽な言いがかりをぶつけられる場面も多々あります。
人と接することが好きだとしても、感受性が強く細かいことが気になる人の場合は、相手の負の感情や攻撃によってストレスを感じてしまう可能性があるのです。気配りができてしまうことで、かえって気疲れしてしまうことも考えられます。
仕事とプライベートを意識して分ける、夢中になれる趣味を見つけるなど、自分なりの気持ちを切り替える手段を持つことをおすすめします。
スケジュールの変更がある
人と関わる仕事は相手ありきの仕事のため、相手の都合に合わせて動くことも多くあります。そのため、意図せずともスケジュールの変更が重なってしまうこともあるのです。
基本的に自分のスケジュールよりも、相手の都合を優先しなければならないことが多く、思うとおりに仕事ができない場面も見受けられます。予定のバッティングが起こらないように、そして効率的に動けるようなスケジュール管理が必要になります。
人と関わる仕事をする以上、スケジュールは変更の可能性はがあるものと考え、柔軟に対応できるようにしておきましょう。
体力がないと厳しい
人と関わる仕事は、立ち仕事や移動も多くフットワークがカギとなるため、体力がないと厳しい場合があります。仕事をこなす体力や十分な体調管理を行わない場合、怪我や体調不良の長期化を引き起こす恐れもあるため注意が必要です。
仕事内容にもよりますが、ある程度の体力は必須であり、体力に自信がない人は仕事が厳しいと感じることも考えられます。体調を崩して休むと、他のメンバーに迷惑をかけてしまいますので、日頃から体調管理を怠らないように心がけましょう。
人と関わる仕事に強い資格やスキル
人と関わる仕事の多くは指定される資格や必須スキルはありませんが、あると活かされる資格やスキルも存在します。
人と関わる仕事を望む場合、取得することでライバルに差をつけられる資格やスキルは以下のとおりです。
メンタルヘルス・マネジメント検定
ストレス予防方法や対処法を学び、社会全体のメンタルケアを目指します。級によってレベル分けがされているため、チャレンジしやすい点がメリットです。
- 勉強方法:通信教育など
- 勉強期間:1〜4ヶ月
キャリアコンサルタント
相談者にとって望ましいキャリアの選択や開発をサポートするキャリア形成の専門家です。国家資格のため難易度は高めですが、国の法律に基づいてコンサルタントとして従事できる専門家として活動できます。
- 勉強方法:予備校など※受験資格あり
- 勉強期間:約半年
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
ワード、エクセル、パワーポイントなど仕事に必要なソフトを使いこなせるスキルがあることの証明になる資格です。プレゼンテーションの資料作りや企画立案などの際に活かせるメリットがあります。
- 勉強方法:独学、通信教育など
- 勉強期間:2週間〜4ヶ月
人と関わる仕事に就職するためにするべきこと
人と関わる仕事に就職したい場合、企業や業務内容を知った上で応募する必要があります。以下の方法を参考に自分に適した仕事を探してみてください。
求人サイトで応募する
日々多くの企業が求人を出している求人サイトに登録し、情報を目にすることで自分に適した企業や仕事に出会えるチャンスもおのずと増えます。
求人サイトに登録する際は幅広い求人情報を得るためにも、1つに絞らず複数のサイトに登録するべきです。
求人サイトによっては、プロフィールなどを確認してスカウトを行うものもあるため、プロフィールや職務経歴の入力で手を抜かず、しっかりと用意することがポイントといえます。
転職エージェントに登録
転職エージェントとは、仕事を探している人のサポート役としてさまざまな手助けを行い、就職のアドバイスや求人などを提供します。求人情報紹介のみならず、面接練習や書類の添削など就職に必要なサポート全般を無料で受けることができるため、年齢問わず就活に不安がある人にもおすすめです。
非公開求人なども紹介されるため、思いもよらなかった企業との出会いも期待できます。
自己分析を行う
人と関わる仕事に就きたいと考えている以上、自分のことを十分に知る必要があります。どんな時にやりがいを感じるか、得意・不得意などこれまでの人生の歩みから十分な自己分析を行うことで、仕事探しの新たな気づきや視点が見えてくるためです。
自分の得意・不得意はもちろん、仕事を通じてやりたいことなどを整理し、仕事内容や条件に落とし込んでいきます。
自己分析で困った際は、ハローワークや転職エージェント、キャリアカウンセラーに相談することで解決の糸口が見つかる場合もあるので利用してみてください。
自己分析によって、思わぬ発見や自分に適した仕事が浮き彫りになり天職に出会える確率も高まるはずです。
人と関わる仕事でキャリアアップしよう
人と関わる仕事は、スキルや知識が身に付くため自己成長できることが期待できます。ただし、仕事をこなしていく以上に気力や体力も必要です。
人と関わる仕事にはさまざまな業種や職種がありますが、自分の持っている力を活かすためには興味関心がある分野を選ぶのがおすすめです。また、健康経営をおこなう企業であれば、働き方や適正に不安がある場合に相談できる仕組みが整っていることがあります。
業種や職種のほか、企業そのものの体制や仕組みについても知った上で就職・転職することをおすすめします。
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