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  • 2022.11.05 (最終更新日:2023.05.19)

ワーママの転職成功のポイントは面接にあり!よく聞かれる質問と対策を解説

子供とパソコンを操作する女性
目次

「子どもがいる場合は面接で何を聞かれるんだろう?」 「回答例や成功する秘訣が知りたい!」 と思っていませんか?

ワーママ(ワーキングマザー)の転職を成功させるには、事前準備や面接での受け応えがとても重要です。 この記事では、ワーママならではの面接の注意点について解説します。 面接でワーママが必ず聞かれる質問を把握して、事前準備を行い転職を成功させましょう。

ワーママの面接で企業側が知りたいこと

デスクワークをする女性

面接の目的は、採用側の企業が求める人材と、応募者の能力や条件が合っているのか確認することです。面接でミスマッチが判明すると、不採用という結果につながりますが、企業側の要求に無理して応えるようなアピールをしすぎるのも良くありません。なぜなら、自分の意図とは異なる状態で採用されてしまい、ワーママにとって難しい要求をされる場合もあるからです。 ここでは、面接時に企業側が知りたいことをまとめました。ミスマッチを防ぐための参考にしてください。

会社の社風文化に合っているか

面接官は会話の中で「応募者がこの会社の社風に合っているのか?」を見極めようとします。 「仲間として一緒に働きたい!」と感じてもらえるように、無理せず緊張しすぎず、自然な笑顔で受け答えしましょう。いつも通りの自分で面接に臨むよう心がけてください。

活躍してくれるか

入社後どれくらい活躍してくれるのかを見極めるために、面接官は様々な質問を応募者に投げかけます。「活躍してくれる人材」=「問題解決能力と対応力がある人材」と言えます。 過去の成功体験 自分の強み 上記のこの2つはよく聞かれる質問です。 当時起きた問題や課題どんな課題や問題に その問題や課題に対しどう考え、どう行動しそれに対し、どう考え、どう行動し その結果どうなったのか この順番で、わかりやすく簡潔に回答できるエピソードトークを準備しておくと、面接時に焦らずに落ち着いて対応できます。

長く働いてくれるか

企業は、採用した人材が長期間に渡って働いてくれることを望んでいます。いくら優秀で即戦力となる人材であっても、「すぐに辞めそうだな」と思われてしまうと不採用になってしまう可能性も。特にワーママの場合は、子どもや家庭の事情で「すぐに辞めるのでは?」と不安視される傾向があります。 そんな企業側のワーママに対する不安要素を解消するためにも「私はこの会社で長く働くことを望んでいます!」と面接時に強く意思表示をする必要があります。 今回なぜ転職したのか? この会社をなぜ志望したのか? 将来どんな仕事がしたいのか? この3つを一貫性を持って伝えましょう。

条件面が合っているか

企業側が「この人材をぜひ採用したい!」となった場合でも、お互いの条件が合わない限り、望んだ結果は得られません。 その条件とは、 年収 入社時期 就労時間 の3つになります。応募側の希望年収が高すぎる、入社可能時期が先すぎる、働ける時間が短すぎるなどの理由で、企業側が採用を見送る場合があります。このようなミスマッチを防ぐために、ワーママ専用のエージェントを利用して交渉してもらう方法もあります。

必ず聞かれるワーママ特有の5つ質問と回答例

5つの数字

ここでは面接時に必ず聞かれるワーママ特有の質問と、その回答例について説明します。面接準備の参考にしてください。

質問1.前職の退職理由は?

この質問に対しての回答ポイントは、下記2つです。

  • 自分なりに努力した姿勢を伝える
  • 会社の悪口を言わない

【回答例】

突発的な残業が多発し、子育てと両立できない状況でしたが、私にとってやりがいのある職場だったので続ける方向で会社側と何度も話し合いをしました。しかし、お互いの合意点に達することができず、転職を決意しました。 必ず自分なりに努力した姿勢を伝えましょう。例えば「残業が多発し、子育てと両立ができなかったので退職を決意しました。」とだけ伝えたとします。 すると「残業を理由にすぐ辞めるのではないか?」と企業に判断されてしまうこともあるでしょう。 また、たとえ事実であったとしても会社の悪口になるような言い方は避けた方が無難です。

質問2.子どもの急な体調不良の時の対応方法は?

この質問に対しての回答ポイントは『具体的な対応策を提示すること』です。

【回答例】

病児保育施設と、自宅から車で45分程のところに住んでいる義両親にサポートを依頼済みです。万が一私が休む場合に備え、常に業務内容をチーム内で連携できるようにしておきます。 企業としては「当日欠勤は避けてほしい。」というのが本音でしょう。

そして、ワーママを採用することに対して企業がもっとも不安視するところです。 子どもの体調不良時の具体的な対応策と、自分が休むことになってしまった場合を想定して働いていく姿勢を見せましょう。

質問3.残業できますか?

この質問に対しての回答ポイントは、下記2つです。

  • できないことをはっきり伝える
  • できないだけで終わらせない

【回答例】

残業は基本的には難しいです。ただし、繁忙期など事前に残業が分かる場合は、家族間で調整可能です。出社時間を早める、または仕事を持ち帰るなど、残業以外での対応をご検討いただけると助かります。 ここで注意したいのは、できないことは「できない。」とはっきりと伝えることです。保育園や幼稚園はお迎えの時間が決まっているので、子どもを預けて働くワーママにとって残業は難しい場合がほとんどでしょう。

しかし「できない。」で終わらせてしまうのはおすすめできません。 大事なのはワーママであっても「できる範囲で残業に対応しようと努力する姿勢」を見せることです。 上記のように、出社時間を早めることや仕事の持ち帰りなど、代わりの案を出すのもいいでしょう。

質問4.出張は可能か?

この質問に対しての回答ポイントは『できる、できないをはっきり伝えること』です。

【回答例】

日帰り出張であれば可能です。宿泊の出張はこの先2年は難しいです。子どもの成長と共に状況が変わってくると思いますので、その時にご相談させてください。 子育てをしているワーママにとって、出張は難しい場合がほとんどでしょう。宿泊の出張ならなおさら「できない。」とはっきり伝えておくことが大事です。 しかし「できない。」で終わらせてしまうと印象が良くありません。 子どもの成長に合わせてできる限り応えようとする姿勢を見せましょう。

質問5.2人目は考えているのか?

ハラスメントの要素を含む質問ですが、ワーママの面接時にまだ聞かれることも多いようです。上手くかわす対応をしましょう。

 【回答例】

しばらくは考えていません。まずは仕事に集中したいと考えています。

ワーママの転職面接での注意点3つ

PCに向かう女性(指差し)

ワーママの転職面接では、その場の状況によって想定外の質問をされることがあります。その時には下記3つに気をつけて、焦っていきなり回答することは避けましょう。

1.的確な回答を心がける

相手の質問に対し、的確かつ具体的に答えるように心がけましょう。まず結論を述べてから、その理由を付け加える順番で話すと良いでしょう。例えば「18時以降の残業は可能ですか?」という質問に対しては、 「できません。なぜならば、基本的に私が保育園の送迎を担当しているからです。保育園の最終お迎え時間が19時なので、遅くとも18時までに会社をでなければならないからです。」 というように、結論→なぜならば→理由の流れで話します。また、くれぐれも良く思われたい一心で、嘘やできないことを「できます」と言わないようにしましょう。

2.悪口を言わない

転職理由を聞かれた時に、どうしても言いたくなるのが「前職の悪口」ではないでしょうか。しかし「自分は悪くない。会社の環境が原因で辞めるしかなかった!」と、退職の理由を会社のせいにするのはNGです。同僚や上司の悪口を他で言う人と一緒に働きたいと思う人はいません。

3.勤務条件や福利厚生のことばかり聞かない

労働者にとって、勤務条件や福利厚生は気になるもの。ワーママならなおさら時短勤務や有給の日数、看護休暇など気になることがたくさんあるでしょう。 しかし、面接時に勤務条件や福利厚生を根掘り葉掘り聞くのはおすすめできません。 企業側に「条件ばかり気にしている」「待遇にしか興味がないのでは」とマイナスのイメージをもたれてしまうからです。 面接の場では、どうしても確認しておきたいことだけ聞くようにしましょう。

面接は事前対策をすればOK!コミュニケーションを楽しんでワーママ転職を成功させよう!

今やママが働くことは珍しくない時代になったのにも関わらず、未だにワーママの転職時の面接では、特有の質問をされることも多いようです。しかし、企業側からの質問の傾向を把握し、面接対策をしっかりとして臨めば希望の企業の採用を勝ち取ることも難しくはありません。

面接はお互いの条件をすり合わせるコミュニケーション場です。緊張することなく面接官との会話を楽しむことが大切です。また、転職先が健康経営優良法人に認定されている企業の場合、福利厚生やワーママが働く環境が整っている可能性が高いので、判断基準の1つに加えてみるとよいでしょう。

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