- 就職/転職
- 2022.10.18 (最終更新日:2023.04.24)
【就活生必見】就活で有利になる資格10選!資格の書き方や注意点などもご紹介
- 目次
就活を行う際に、資格の重要性について気になる人は多いでしょう。また、就活を本格的に始める前に資格を取得しておきたいと考える人もいるのではないでしょうか。確かに、資格を取得していれば就活を有利に進められます。しかし、業界ごとに必要な資格は異なるため、自分に必要な資格を見極めることが重要です。
この記事では、就活を有利に進めるためのおすすめな資格を10個ご紹介します。履歴書に資格を記載する際の注意点や書き方についても解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
就活時での資格はどのくらい重要?
資格は職種や業界によって必要だったり不必要だったりします。そのため、自分が志望する企業や業界ではどのような資格が必要なのか、資格は取得していなくても問題ないのかなどを事前に確認しておきましょう。
資格が必要だったり、取得していた方がよい場合は、就活前に資格を取得しておくのがベターです。ここからは、就活の際に資格がどのくらい重要であるかをご説明します。
資格の有無を重視する企業は少ない
新卒採用の場合、資格の有無を重視する企業は少ないようです。理由として日本の企業は、新卒採用された社員を社内研修やトレーニングで育てる文化があるためです。そのため、資格よりも「コミュニケーション能力」や「人間性」などが重視されます。
しかし、そのような企業の思惑とは反対に学生側は取得した資格をアピールする傾向にあるようです。 志望している企業が何を重視しているのかを事前に確認することで、就活を有利にできます。とくに企業理念や募集要項などは念入りにチェックしましょう。
資格を持っていればアピールできることが増える
資格を持っている人は、資格を持っていない人に比べて企業にアピールできる部分が増えます。資格を持っていることだけでなく、資格を取得するまでに取り組んだ努力は、選考評価に置いて非常に重要なポイントになるでしょう。
また、資格を取得した理由や動機についても明確にしておくことが大切です。 志望している業界に関係がある資格であれば評価されますが、そうでない場合はなぜその資格を取得したのか説明できるようにしておきましょう。
資格を持っていない人に比べて就活が有利になる
採用人数以上に面接官が採用したいと思う人がいた場合に、資格の有無で選考結果が分かれることがあります。 そのため、比較的時間に余裕がある人は資格取得を考えてみるのもよいでしょう。就活は非常に多くの学生が一斉に行います。自分と近しい成績の応募者と差をつけるためにも、他の学生にはない強みを身に付けましょう。
ただし、資格であれば何でもよいというわけではありません。志望する企業がどんな資格を重視しているのか、志望する業界では最低限どの資格が必要かなどをリサーチしましょう。
就活におすすめな資格10選
ここからは、取得していれば就活を有利に進められる資格を10個ご紹介します。どの業界でも需要のある資格から専門性の高い資格まであるため、ぜひ参考にしてみてください。
1. TOEIC
TOEICは世界的に実施されている英語能力を測る資格です。全問マークシート方式で、リスニングとリーディングの2種類の問題があります。TOEICは合格・不合格がなく、獲得したスコアが自身の英語力を証明するものになります。そのため、高得点を目指して勉強する必要があるでしょう。受験すれば誰でもTOEICのスコアを手に入れられます。
また、TOEICは一年を通して実施回数が多いためスコアが低かった場合、すぐに再受験できるのも魅力的です。近年ではグローバル化が進み、英語能力は非常に重要な能力となっています。
また、履歴書にTOEICのスコアを記載する際は、最低でも600点以上であることが望ましいでしょう。 600点以下の場合、かえって企業からマイナスの印象を受けることもあるため注意が必要です。
2. 日商簿記検定
日商簿記検定は、日本商工会議所が開催している簿記検定です。企業の支出や収入、経営管理など、事務や経理系の仕事で必要になる知識が問われます。
日商簿記検定は1級以外は年に3回実施されており、1級は年に2回実施されています。日商簿記の資格を持っていれば、企業の財務状況や数字を読む力、コスト管理能力や分析力があることをアピールできます。
3. ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーとは、「金融」「税制」「保険」「ローン」などに関する知識が問われる資格です。資格を取得することで、「結婚」「出産」「マイホーム購入」など、人生の大きなイベントにおける将来の計画を行います。そこから現状の収入や支出の分析をして家計の見直しや提案を実施します。
保険会社など金融関連の企業へ就職したい人におすすめな資格でしょう。
4. 基本情報技術者・応用情報技術者
基本情報技術者・応用情報技術者は、ITの基本的な知識と技能があることを証明する資格です。SEなど技術職を目指す人は取得することをおすすめします。これらの資格は非常に難易度が高いため、取得していれば、企業への評価につながるでしょう。
5. ITパスポート
ITパスポートは、ITに関する知識が問われる国家資格です。試験は会場が空いていれば随時開催されています。コンピューターやプログラミングの知識などが問われるため、システムエンジニアを目指している人におすすめです。
6. 宅地建物取引士(宅建)
宅地建物取引士は、不動産取引業務に必要な国家資格です。この資格があれば、不動産の売買や賃貸時の仲介人のエキスパートとして活動できます。不動産業界を目指している人は取得しておきたい資格です。
7. 秘書検定
秘書検定は、ビジネスマナーや社会の一般常識を測る資格です。資格名は秘書検定ですが、秘書を目指していない人にも人気の資格です。資格の難易度も他の資格に比べて低いため、取得しやすいでしょう。
また、受験者の約8割が学生ということもあり、余裕がある人は資格を取得しておくことをおすすめします。
8. 自動車免許
自動車免許も就活に役立つ資格の1つです。仕事を行ううえで車を使用することもあります。とくに営業担当になると外回りや挨拶回りなど頻繫に移動することになるため、取得しておくと役に立つでしょう。車の運転が必要になる仕事の場合、自動車免許を持っていないと選考から外れる可能性が高くなります。
9. 社会保険労務士
社会保険労務士は、主に社会保険の申請書類の作成や企業の労務、人事の指導管理などを行うために必要な国家資格です。社会的に非常に需要が高い資格で、人事労務・総務・法務の仕事を行いたい人は取得しておきましょう
10. 日経TEST
日経TESTは、ビジネス基礎力を測る資格です。この資格を取得することで、ビジネスに関する知識を持っていると証明できます。企業に属する以上、ビジネスに関する知識は役に立つでしょう。
独占業務資格は就活に有利
TOEICや自動車免許とは異なり、特定の仕事に必要な資格が独占業務資格です。難易度は高いですが、就活に有利に働く場面があります。
具体的には、ジョブ型採用を利用して就職する場合です。新卒採用においても、ポテンシャル採用だけでなくジョブ型採用を行なっている企業があります。「企業の法務部門で活躍したい」のような、専門的な知識を必要とする職種を希望する人は、独占業務資格を取得してみても良いでしょう。
ただし、就活に必須ではないことや取得の難易度の高さを考えると、大学3年生以降になって、就活のために取得するのはおすすめしません。
主な独占業務資格は以下の通りです。
- 行政書士
- 弁理士
- 公認会計士
- 社会保険労務士
- 不動産鑑定士
取得した資格を効果的にアピールする方法
せっかく資格を取得しても、面接官にアピールできなければ意味がありません。そこで、面接の場での資格のアピール方法をご紹介します。 自分の目指す業界や職種で活躍できるよう、資格のアピール方法を理解して、就活を有利にすすめましょう。
1. 納得感のある資格の取得理由を説明する
資格を取得したとしても「就活に有利だと聞いてなんとなく取りました」という理由では、資格をアピールできません。 明確な根拠を持って、資格取得に励んだことを伝える必要があります。
例えば「幼少期の海外経験から、グローバルな仕事がしたいと考えていました。そのため英語の勉強を始め、TOEIC800点を取得しました」であれば、目標に向かって頑張る姿勢や取得したいと思った理由がよく伝わります。
2. 資格取得の過程を説明する
資格を取得するに当たって、プライベートの時間を費やして勉強をしたはずです。その中では、勉強がうまく進まないこともあったでしょう。そうした過程を説明できると効果的です。
具体的には、どのような苦労があったのか、その苦労をどう乗り越えて資格を取得できたのかを説明できると、効果的なアピールにつながります。 例えば「3ヶ月勉強してもリスニングの点数が伸びないという課題を克服するために、外国語学部の友人に、ネイティブな発音やリスニングのポイントを教えてもらいました。その結果、リスニングの点数がアップしました。」のような説明が効果的です。
3. 入社後にどのように活かすかを説明する
企業は「入社後に活躍してくれそうだ」と感じる人を採用します。そのため、取得した資格を活かしてどのように貢献できるかを説明する必要があります。
例えば「TOEIC800点の英語力を活かして、海外の社員とのコミュニケーションを積極的に行うことで、グローバルな視点をもった企画を実現させます」といった説明です。 単に資格だけをアピールするよりも、面接官はあなたが資格を活かしてどのように働いてくれるのかをイメージしやすくなります。
また、取得した資格が直接業務に活かせない場合もあります。 その場合は、資格取得で学んだことをどのように活かすかを説明しましょう。 資格勉強では、勉強を進めるための計画力や自己管理力などの力が身につきます。これらの力が、入社後どのように活かせるか言語化してみると良いです。
資格を履歴書に記載する際の注意点や書き方
履歴書に資格を書く際、何も考えずに記入している人も多いでしょう。しかし、資格を誤った方法で履歴書に記載した場合、面接官によい印象を与えられず、最悪の場合悪い印象を持たれる可能性もあるでしょう。そのような問題を起こさないために、ここからは履歴書に資格を記載する際の注意点や書き方をご紹介します。
1. 資格の有効期限を確認する
資格のなかには、有効期限付きの資格もあるため注意が必要です。たとえば、中小企業診断士などは有効期限が5年間のため、更新せずに5年間経過すると資格が失効します。失効した資格を履歴書に記載した場合、内定をもらっていても取り消されてしまいます。
そのため、履歴書に資格を記載する際は、必ず取得した資格の有効期限を確認しましょう。
2. 一定の基準を満たした資格を記載する
履歴書に資格を記載する際は、ある程度の基準を満たした資格を記載しましょう。仕事で活用できるレベルが履歴書に記載できる基準です。そのため、最低でも取得している資格が2級以上であれば履歴書に記載できます。3級以下の資格は書いても問題ありませんが、あまり意味をなしません。
また、TOEICに関しては一般的にスコアが600点以上の場合のみ履歴書に記載しましょう。600点以下で履歴書に記載すると、かえって企業が自分に対して英語が苦手な人物であると認識させてしまいます。
3. 取得予定の資格も記載可能
資格を取得していない場合も、勉強中であれば履歴書に記入できます。その場合は、「〇〇資格取得に向けて勉強中」と記載しましょう。ほかにも、受験が終わり合否の結果待ちの場合は「◯年◯月〇〇資格 取得予定」と書くとよいでしょう。
志望する業界に合わせた資格を取得して就活を有利に進めよう
この記事では、就活を有利に進めるためのおすすめな資格や履歴書に資格を記載する際の注意点についてご紹介してきました。新卒採用では、資格はそこまで重視されないものの、持っているに越したことはありません。時間に余裕があり志望する業種や業界が決まっているならば、積極的に資格を取得することをおすすめします。
また、就活で企業を選ぶ際には健康経営に力を入れている企業がよいでしょう。健康経営に力を入れている企業は、有給休暇や育休が取りやすく、月の残業時間が少ないなどの特徴があります。仕事と私生活を両立させたい人は、どの企業が健康経営優良企業なのか事前に確認することが重要です。
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