- 就職/転職
- 2022.10.24 (最終更新日:2023.05.15)
フリーターから就職する方法とは?就職をするメリットとデメリット、おすすめの職業を解説
- 目次
「このままフリーターは嫌だ」「フリーターから正社員になるにはどうすればいいの?」といった悩みを抱えていても、不安な気持ちが勝り、就職活動に踏み出せずにいる人は多いのではないでしょうか。
今回は、フリーターから就職するまでの方法やメリット、おすすめの職業についてご紹介していきますので、就職したいフリーターの方はぜひ参考にしてみてください。
フリーターとは
厚生労働省によるフリーターの定義は、「15~34歳で、男性は卒業者、女性は卒業者で未婚の者のうち、以下の者の合計としている」とされています。
- 雇用者のうち「パート・アルバイト」の者
- 完全失業者のうち探している仕事の形態が「パート・アルバイト」の者
- 非労働力人口で、家事も通学もしていない「その他」の者のうち、就業内定しておらず、希望する仕事の形態が「パート・アルバイト」の者
また、35歳以上かつ上記に当てはまっている方は、フリーターの年齢定義から外れているため「高齢フリーター」と呼ばれることもあります。
フリーターと正社員の違い
給与の違い
フリーターと正社員では給与に大きな違いがあります。
厚生労働省の「令和4年 賃金構造基本統計調査」によると、正社員の賃金は32.8万円であるのに対し、非正社員の賃金は22.1万円です。年収に換算すると120万円以上の差です。
生涯賃金にも大きな差があります。ここでは「18歳で就職し60歳まで勤務した場合」と「大学卒が新卒から60歳まで勤務した場合」の2パターンに分けてご紹介していきます。
18歳で就職し60歳まで勤務した場合の生涯賃金
正社員の平均…約2億2,000万円
フリーターの平均…5,000万円
大学卒が新卒から60歳まで勤務した場合の生涯賃金
正社員の平均…約2億6,000万円(男性)(退職金を含む)
正社員の平均…約2億1,000万円(女性)(退職金を含む)
フリーターの平均…約1億6,000万円(男性)(退職金を含まない)
フリーターの平均…約1億2,000万円(女性)(退職金を含まない)
引用元:独立行政法人労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2022」
これらの調査結果から、正社員とフリーターの雇用形態の違いによって大きな賃金格差が生まれてしまうことが分かります。
待遇の違い
フリーターと正社員を比較した際、正社員の方が福利厚生が充実しており、待遇が良いと言えます。正社員が受けられる福利厚生は、住宅手当や通勤手当、資格取得手当などの各種手当や健康保険、健康診断などです。
また、賞与や昇給、昇進など給与アップの制度が整っています。
フリーターには上記の福利厚生が少ない、もしくは用意されていない場合が多いです。働いた分だけ収入が増えるという雇用制度が採用されています。
社会的信用の違い
正社員はフリーターよりも社会的信用を得やすいです。その理由は、雇用形態の違いにあります。 正社員は無期雇用であり、突然職を失うリスクが小さいです。そのため、安定した収入があります。
一方フリーターは有期雇用であり、期限のある雇用形態です。契約終了で職を失ったり、企業の業績不振により突然仕事を失ったりする可能性があります。
そのため、経済的安定がなく社会的信用を得られにくいです。フリーターでいる間は、信用が大きく関わる住宅や車などの買い物はできないと考えておきましょう。
フリーターが抱える悩み
貯金ができない
フリーターは賃金が低く、生活費や固定費を支払うと手元に残るお金が少ないです。 そのため、なかなか貯金ができません。働き続けて賃金が上がる可能性は低く、フリーターでいる限り貯金できない生活が続くと考えられます。
フリーターのまま収入を増やすには、労働時間を長くするしかなく、身体的にも精神的にも負担が大きいです。 貯金をしたいのであれば、正社員になって収入を増やすことをおすすめします。
将来に不安がある
フリーターは経済的安定性がなく、社会的地位も高くないため将来に不安を持っています。 一般的に年齢を重ねると、結婚やマイホームの購入など大きなライフイベントが待っています。そのために、貯金や勉強などをして準備しておきます。
しかし、フリーターには経済的に結婚は難しく、住宅や車の大きなものを購入するにしても、信用がないためローンが組めません。
「自分の思い描く未来を実現できないのではないか」と不安に感じて生活するのは、精神的ストレスが大きいでしょう。
周りとの差を感じる
正社員として働いている友人が多い人は、周りとの差を感じて不安になることもあるでしょう。 若いうちはそれほど不安にならないかもしれませんが、30代に近づくにつれて周囲の人が結婚や子育てで忙しくなります。仕事も役職がついたり部下ができたりして忙しくなってきます。
そうなると、関わる時間も減っていき、フリーターである自分が取り残されているような感覚を持つかもしれません。 取り残された感覚から焦りを感じ、日々不安やストレスを感じながら生活することになるでしょう。
フリーターのままでいるメリット3つ
1.規則などの自由度が高い
フリーターとして働くと、正社員と違ってシフトを変えられるなど仕事をする日時に関して自由度が高いといえます。また、残業したとしてもしっかり時給をもらえたり転勤がないなど、プライベートを重視しやすい良さもあります。
2.業務において伴う責任が少ない
フリーターの業務は正社員からの指示によって進める場合が多いため、業務で問題が起きたとしてもその責任は正社員よりも少なくなっています。プレッシャーや重圧な責任などが合わないという方にとって、最適な働き方であるといえます。
3.働いた分だけ稼ぐことができる
フリーターは、月給制ではなく時給制もしくは日給制であるため、シフトに多く入り働けば働くほど稼ぐことができます。稼ぎたい時にはたくさんシフトに入り、働けない時にはシフトを入れないなど、自分のさじ加減によって収入を調整できるメリットがあります。
フリーターから正社員になる3つのメリット
1.収入がアップする
正社員になると、基本的に収入がアップします。正社員はフリーターよりも基本給の基準が高いだけでなく、賞与や各種手当などの基本給以外の収入も見込めます。
また、正社員の場合昇給があるため、働き続けると自然に収入が上がっていくことが多いです。 長く勤めたり一定の成果を残せたりすると昇進できるため、収入が格段にアップしたり役職手当がついたりします。
以上の理由から、正社員になると収入がアップします。
2.スキルアップ・キャリアアップできる
スキルアップやキャリアアップをしたいなら正社員になるのをおすすめします。正社員は、上司からの指導や企業の教育制度を利用してさまざまなスキルを身につけることが可能です。
企業内のセミナーや研修以外に、自主的なスキルアップが評価されます。資格取得支援を行っている企業もあり、資格を取得すれば教材費や受験料、お祝い金を出すなどスキルアップを支援してくれます。 そのため正社員であれば、スキルアップしやすい環境が整っていると言えます。
また、企業で正社員として経験を積むと、専門性やできる仕事が増えキャリアアップにつながります。 身につけたスキルを活かして転職することも可能です。
このように、正社員の方がフリーターよりも選択肢が多く、キャリアアップしやすいです。
3.雇用が安定し、社会的信用を得られる
正社員は無期雇用であるため、よほどのことがない限り雇用契約を突然切られることはありません。
企業が業績悪化による人員削減を行なったとしても、まず辞めさせられるのはフリーターのような有期雇用者です。安定した雇用は、精神的な安心をもたらし、フリーターが感じている生活の不安を軽減してくれます。
また、安定した雇用によって社会的信用が得られます。突然収入がなくなったり大幅に収入が減ったりする心配がないため、住宅や車の購入、クレジットカードの審査が通りやすいです。 安定した雇用と社会的信用があれば、結婚のような大きなライフイベントも安心して迎えられるでしょう。
フリーターの就職が難しい理由
1.これまで正社員でなかったことに不安を感じる
企業は、求職者がフリーターをしていたことに「何か正社員に適応できない問題があってフリーターになったのでは」と感じてしまうことがあります。その場合「この会社で働いていけるのか」「何か問題を起こさないだろうか」と、面接官は不安になってしまいます。
フリーターの理由が「夢を追いかけていた」や「家庭の事情で正社員として働くことが難しかった」など特別な事情がある場合は、面接時にその旨を伝えれば問題ありません。
2.すぐに辞めてしまう可能性がある
企業には、フリーターから急に正社員になった場合に、正社員の働き方に適応できずに辞めてしまうのではないかという不安があります。正社員になれば働く時間や労働量を自分で決められないため、フリーター時代との生活リズムにギャップが生じます。
また、正社員の仕事はフリーターの仕事よりも責任が大きく、何かあっても自己責任です。そのため、責任ある仕事に耐えられないのではないかという不安があります。
3.企業にアピールできることが少ない
フリーターであれば非正規ではありますが、仕事経験があります。そのため過去の仕事経験から培った強みや困難を乗り越えた経験など、アピールできることがあるでしょう。
しかし、責任の大きい仕事は正社員がすることが多く、フリーターの仕事は単純なものが多いです。
そのため、何か大きな成果を残したり、自信を持ってアピールできるスキルが身についていなかったりします。 たとえ、一生懸命働いていたとしても、アピールできるものがないと「何もしていなかった」と判断されるかもしれません。
フリーターの就職を叶えるために意識すべき6つのポイント
1.早めに就職活動を始める
フリーターは、できるだけ早く就職活動を始めましょう。フリーターであっても年齢が若ければ、企業は採用した後に教育して育てられるので、成長できるポテンシャルがあると判断されれば採用される可能性が高いです。
しかし、30歳をすぎるとマネジメントや仕事での成果を求められるようになります。そのため、大きな経験やスキルのないフリーターは採用されにくいでしょう。
また、就職支援サービスによっては年齢制限を設けており、30代半ばからサービスを利用できなくなります。
したがって、フリーターは早めに就職活動を始めておく必要があります。
2.企業の希望条件を増やしすぎない
職種・年収・通勤のしやすさ・ボーナスがある・福利厚生など、職場に求める条件を増やしすぎないようにしましょう。 条件の数が多すぎることで理想ばかり大きくなってしまい、企業に還元できる業務が置き去りになってしまいます。
また、条件が多ければ多いほど条件を満たせる企業数が少なくなるため、就職できる可能性が低くなります。
3.就職を叶えるためにとにかく行動を起こす
今まで続けてきた環境を変えるのはとても勇気の要ることですが、その迷っている期間が長くなればなるほどさらに挑戦がしづらくなってしまいます。
「正社員になりたい」と思ったらとにかく行動しましょう。求人を探したり、知り合いの正社員として働いている人に話を聞いたり、実際に面接を受けてみたりとできることはたくさんあります。
そもそも、この記事を読んでいるあなたは「フリーターの就職について調べる」という行動を起こしています。その行動を継続して、難しく考えすぎずにできることから始めていきましょう。
4.未経験歓迎の求人に応募する
未経験歓迎の求人への応募は、正社員として採用される確率が高いです。未経験歓迎の企業は、採用後に研修や教育をして内定者を育てようという気持ちがあります。 そのため、最初から求職者に大きな期待をせず、「成長してくれるポテンシャルがあれば採用して育てよう」という考えで未経験者も採用します。
ですから、専門的な知識やスキルがなくても、どのような強みがありどのように活躍していくのかを熱意をもって伝えれば、採用される可能性が高いです。
5.選考に向けての対策をきちんとする
履歴書・職務経歴書・面接などの選考に向けて、対策をきちんとおこなうことが内定へと繋がってきます。
またフリーターは、自由度の高い働き方ができることから「働く意欲があまりないのでは」と思われてしまう可能性があります。そうならないためにも、フリーター期間でどういったスキルを身に付けどんな過ごし方をしてきたのか、しっかりと採用担当の方に伝えられることが重要です。
6.フリーター期間でのアピールポイントがないなら資格取得を
フリーターとして働いていた期間の経験やスキルに不安のある方は、資格取得をしてから就職活動をおこなうのも手です。資格がなくても始められる職業が多いですが、特定の職業に就くために「実際に行動に移した」「努力をして結果を出した」という証明・アピールポイントにもなります。
フリーターの就職におすすめの方法3つ
1:ハローワーク(公共職業安定所)を利用する
ハローワークは、厚生労働省が管理・運営している職業紹介事業所のことで、無料でさまざまなサポートを受けることができます。サービス内容としては、求人の紹介・職業訓練・選考に関する書類関係や面接のサポートが可能となっています。
2:求人サイトを利用する
求人サイトとは、求人が掲載されており自分の希望条件から気軽に求人を探すことができるサービスとなっています。 基本的に無料で利用できるサイトが多いですが、会員登録が必要となります。また、フリーターから就職したいという方には、「未経験歓迎」「研修あり」などの特徴のある企業がおすすめです。
3:就職エージェントを利用する
就職エージェントは、非公開の情報を含めた求人の紹介や選考に関する書類関係・面接のサポートなどを受けることができ、基本的に無料でサポートをしてくれます。また、ビジネスマナーなどの研修を無料で受けられる場合もあるので、もし研修がついてたら是非前向きに学んでみてください。
フリーターが就職するまでの流れ
1.自己分析をする
まずは自己分析をして自分を知る必要があります。自己分析をすることで、応募する企業の選定基準ができるため、効率よく就職活動を進められます。 自己分析では、幼少期からフリーター時代の間で培ったあなたの強みや得意なこと、反対に弱みや苦手なことなどを洗い出しましょう。特別なスキルや大きな経験でなくても構いません。「こんなことで褒められた」「この行動をして感謝された」など些細なことでも良いので、自分の中でここは優れている、もしくは劣っていると感じる部分を探してください。
また、どのような価値観を持っているかも見つけてください。例えば「人と競争しているときが一番楽しい」「誰かの役に立ったときが嬉しい」などです。あなたの価値観に共感してくれる企業に入社できれば、ミスマッチになることも少ないでしょう。
2.応募書類を作成する
履歴書や職務経歴書を作成します。インターネットで調べると、さまざまなテンプレートや回答例が出てきます。
しかし、調べて出てきたものと全く同じものは使用しないでください。 企業の採用担当は非常に多くの応募書類を見てきています。テンプレートの内容は見飽きていて印象に残らないので、魅力的に見えません。 テンプレートはあくまで参考にする程度にして、自己分析で洗い出した情報を内容に組み込んで、あなただけの応募書類を作成します。
応募書類の内容として、自己PRや長所・短所などは大抵の企業で同じものを使用できますが、志望理由は企業によって変える必要があります。そのため志望理由は、どの企業に応募するか決めてから作成しましょう。
3.求人を探して応募する
自己分析の結果をもとに、やりたいことや待遇面の条件を満たす企業を探します。あなたの強みを活かせる業界・職種の企業であれば、採用される確率が高まります。
求人を探すときは、就職支援サービスを活用しましょう。ハローワークや就職エージェントを活用すれば、あなたの希望に合う求人を紹介してくれるので、効率よく就職活動を進められます。 求人を探す段階では条件を絞りすぎず、少しでも気になる企業があればその企業に合わせた志望理由を作成し、どんどん応募していきましょう。
4.面接を受ける
面接に進んだら、あなたのことを存分にアピールしましょう。志望理由や強みをアピールし、応募先の企業で活躍するという意思を示してください。「なぜ正社員を目指すのか」「フリーターをしていたのはなぜか」という質問をされる可能性が高いので、回答を準備しておきましょう。
どんなに素晴らしい強みや経験を持っていても、ボソボソ話していたり不潔な印象があったりすると採用したいと思いません。 話す内容ばかり準備するのではなく、髪の毛は長すぎないかやスーツの状態は綺麗かなどの身だしなみに気を遣いましょう。 話すときは笑顔でハキハキと喋るようにし、事前に用意した回答の丸覚えではなく、面接官の質問に答えることを意識してください。
5.採用の連絡をもらう
面接後は数日の間に合否連絡がされます。合格だった場合は、内定を承諾するかどうか判断します。悩んでいる場合は、悩んでいる理由を正直に説明し、いつまで待ってくれるのかを聞きましょう。他の企業と迷っているのであれば、他社の選考状況を説明し、内定承諾にかかる具体的な期限を提示してください。 承諾した場合は、いつから働けるのかや給与の具体的な内容を決定し、めでたく就職できます。
不採用だった場合は、切り替えて次の応募や面接に進みます。どうして落ちてしまったのか反省点を洗い出し、次は内定を獲得するという強い気持ちで就職活動を続けましょう。諦めなければあなたに合う企業が見つかります。
フリーターの就職で押さえておきたい面接対策
1.マナーを守る
時間を守る・面接室への入り方・言葉遣いなど、社会人としてのマナーを守ることが大切です。採用担当の方は、自社の従業員として恥ずかしくないか、最低限の常識はクリアできるよう準備しておきましょう。
2.面接の流れを把握する
面接のおおまかな流れを把握しておくことで、本番を迎えた際に焦ることなく進めることができます。以下の4つを確認しておきましょう。
- 入室の際は、ノック3回、「失礼します」と言い一礼してから入室します。
- イスに座る際は、面接官の許可があってから座りましょう。
- 質疑応答の際は、ハキハキとした話し方かつ目を見てしっかりと面接官の質問に答えましょう。
- 退室をする際は、「本日はありがとうございました」と一礼してから退室しましょう。
3.身だしなみを整えておく
就職活動の面接では、スーツの着用が好ましいとされています。また、服装がきちんとしていても、頭髪の清潔感がなかったり派手なネイルをしたままであったりすると、面接官によい印象を与えることができません。 身だしなみが整っていないだけで、普段の生活までだらしなさそうな印象を与えてしまうため、好印象を残すために「最低限の清潔感」は守れるようにしましょう。
4.質問に対する答えを用意しておく
自己PR・志望動機・長所・短所・失敗とそこから学んだことなど、聞かれることの多い質問に対して答えをあらかじめ用意しておくようにしましょう。上記の内容で答えられないものが多いと「物事に対して準備をする能力が低いのではないか」といった悪い印象を与えてしまう可能性があります。
5.可能な限り企業研究をしておく
企業については調べられるだけ調べておきましょう。企業のホームページや採用ページはもちろん、経営計画などもチェックします。あなたの強みが活かせる業務や求める人物像との一致をアピールできると高評価なので、可能な限り調べて見つけておきましょう。 口コミやSNSもチェックし、あなたの条件と公開された条件が本当に一致しているかも確認してください。入社後にミスマッチに気付いたとしても遅いので、事前に調べておくと良いです。
フリーターから就職するときにおすすめの職業
介護職
介護職とは、高齢者・障がい者の生活をサポートし、老人ホームや個人の自宅に伺い業務をおこなう職業です。常に人手不足で採用されやすいため、フリーターに人気の職業となっています。
また、低賃金かつハードワークといった悪いイメージのありがちな職業ですが、資格取得によってキャリアアップし収入を増やすことができます。
営業職
営業職は、個人・企業に向けて商品・サービスなどの営業活動をおこなうことを指し、「新規顧客の開拓」「既存顧客のフォロー」「問い合わせをされた方への対応」などの3種類があります。
また、コミュニケーション能力の高い人に向いている職業であることから、専門的なスキルがなくても始めやすいという特徴があります。
接客業
接客業とは、アパレル・商業施設・飲食店などでお客様に商品やサービスを提供する職業を指します。「未経験歓迎」「学歴不問」の求人が多いですが、体力が必要であったり給料が低くなりがちであったりするデメリットもあります。
技術職
技術職とは、専門知識を持って製品・システムを作成する工程に関わる職業を指し、IT系でいうとプログラマーやエンジニアなども含まれます。
人気な業種ではありますが、技術職であるために特殊な知識・スキル・資格が必要となる企業も多く、フリーターとして働きながら資格取得をするのがおすすめです。
事務職
事務職は、書類作成・電話対応・ファイリングなどのデスクワークをメインにおこなうので、体力に自信のない方でも働きやすく、「未経験歓迎」「学歴不問」の求人が多く出されています。また、出張・残業のが少ないため、特に子どもがいる方に人気のある職業です。
フリーターから就職するのが不安な方はエージェントへ相談してみよう
エージェントへ就職の相談をすることによって、求人の紹介・提案から、自分ひとりでは気が付かなかった視点でアドバイスがもらえます。内定へ向けてプロによる手厚いサポートを受けることができますし、求人サイトでは出会えない非公開求人の提案も、大きなメリットです。
また長く仕事をしていくためには、残業時間や休日出勤が多いなど、従業員の健康に支障をきたす恐れのある、劣悪な職場を選ばないようにする必要があります。
従業員が健康的に働くことのできる環境づくりを推進している「健康経営優良法人」に認定されている企業や、育休を推進している企業を選ぶことによって、キャリアアップも目指しやすくなるでしょう。
関連コラム
関連マガジン
-
- 就職/転職
- 2024.02.29
- インターンで必要なマナーとは?シチュエーション別や参加前後のマナーも徹底解説
- 学生にとって、インターンシップは貴重な社会経験を積む機会です。しかし、社会人としての振る舞いが求...
- 学生にとって、インターンシップは貴重...
-
- 就職/転職
- 2024.02.22
- 仕事を辞めるのは逃げなのか?退職してもよいケース・失敗しない仕事探しの方法を解説
- 「仕事を辞めるのは逃げではないか?」と不安に思っている人もいるでしょう。しかし、仕事を辞めること...
- 「仕事を辞めるのは逃げではないか?」...
-
- 就職/転職
- 2024.02.22
- 面接で椅子の横は正しい立ち位置なのか?押さえるべきマナーや座る椅子についても徹底解説
- 面接では「椅子の横」に立つことがマナーとされています。しかし、右左どちらが正解なのでしょうか。対...
- 面接では「椅子の横」に立つことがマナ...
-
- 就職/転職
- 2024.02.21
- 学校指定の履歴書を使うと就職は有利になる?市販の履歴書との違いや使うときの注意点を解説
- 履歴書には学校が独自に作っている履歴書があります。その履歴書を使うと就職が上手くいくと聞きますが...
- 履歴書には学校が独自に作っている履歴...
-
- 就職/転職
- 2024.02.21
- 面接時の正しいカバンの持ち方とは?置き方のマナーや選ぶポイント4つも解説
- 対面式の面接に戻る中で、意外とカバンの取り扱いは難しいポイントです。実際に面接のとき、カバンはど...
- 対面式の面接に戻る中で、意外とカバン...