- 健康経営
- 2022.09.21
部下をダメにする上司の特徴とは?経営上の問題点と対処法についてご紹介
上司になると、自分の部下を適切に指導し、成長させることも業務の一環となります。しかし残念なことに、上司の中には「部下をダメにする上司」も存在するのです。
部下をダメにする上司は、部下のメンタルヘルス悪化やモチベーション低下をもたらします。その結果、部下が退職してしまうこともあるでしょう。退職に至らなくても、「部下がいつまで経っても成長しない」という問題も引き起こしかねません。
この記事では、部下をダメにする上司の特徴とその問題点、対処法をご紹介します。
部下をダメにする上司の特徴15選
部下をダメにする上司の特徴は、もともとの性格、部下への接し方、口癖に現れます。ここでは各項目別に5つ、合計15個の特徴をご紹介します。
もともとの性格
- 1.結果が全てだと考えている
- 2.感情に左右されやすい
- 3.自分が優秀だと考えており、他者から学ぼうとしない
- 4.コミュニケーションをとるのが不得意
- 5.人に嫌われることが怖く、自分の意見を言えない
部下への接し方
- 6.感情的に部下を叱る
- 7.自分の好き嫌いで部下に対する態度を変える
- 8.部下の意見をないがしろにする
- 9.部下を指導できない
- 10.仕事を部下に丸投げしてしまう
口癖
- 11.「自分のときはもっと大変だった」と自分と部下を比較する
- 12.「いや、〇〇だ」と、何事においても否定から入る
- 13.「〇〇さんならできるのに」と他の部下と比較する
- 14.「いいから黙って言う通りにしろ」と自分の意見を押し付ける
- 15.「君に任せるよ」とはっきりと決断せず、部下に丸投げする
部下をダメにする上司はなぜ問題なのか?
部下のメンタル不調の原因となる
上司に感情的に叱責され続けたり、考えや意見を否定され続けると、部下の精神的ストレスが大きくなります。その結果、うつ病を発症するなど、部下のメンタル面で大きな不調が生じます。メンタル面の不調を抱える社員が増えると生産性が下がってしまい、企業にとっても大きなマイナスなりえるでしょう。
部下が退職、もしくは転職してしまう
部下がうつ病を発症してしまうと、休職、もしくは退職する危険性が高くなります。また、「この上司の下では働けない」と考えた部下が、他の企業に転職してしまう可能性が高くなるでしょう。部下(社員)の退職が増えると、離職率が高くなってしまいます。離職率が高くなると、今いる従業員の負担が増えてしまいます。
部下が成長しない
部下を指導できない上司は「いいから黙っていうことを聞け」もしくは、「君に任せるよ」といった言動をとりがちです。このような上司のもとでは、部下は成長しません。成長しない部下は、いつまでも自分の考えや意思を出せない、いわゆる「指示待ち社員」になってしまいます。
部下をダメにする上司への対処法
部下をダメにする上司は、個人の問題だけにとどまりません。上司と部下の人間関係が悪化する原因にもなります。
そのような上司の扱いは簡単ではありませんが、上司の性格や問題に応じて、下記対処法を実践してみてください。
仕事で成果を出して、上司の上司になる
時間がかかる方法ではありますが、上司の上司になることも対処法の1つです。自分が上司になれば、指導する側になるので、上司への対応に悩むこともなくなります。そのためには、仕事で成果を出せる部下になりましょう。上司との関わりがストレスを糧に、昇進を目指してみてください。
積極的に話して仲良くなる
部下をダメにする上司とは、距離を置きたいものです。しかし、距離を置けば置くほど、人間関係が悪化する危険性があります。思い切って、自分から積極的に話しかけてみるのも一つの手です。コミュニケーションをはかることで、仕事にもプラスに働くと一石二鳥になります。
うまく付き合っている社員を参考にする
あなたの身近に、ダメな上司とうまく付き合えている社員はいませんか?もしいるのなら、その人のコミュニケーションの取り方を参考に上司と接するとよいでしょう。
「意見が違うくても、上司の話にはとりあえず耳を傾ける」「良いところをゲーム感覚で探してみる」など、接し方を少し工夫するだけで、上司の対応が変わる可能性もあります。
丸投げにする上司には、疑問点を随時確認する
はっきりと決断しないタイプの上司に対しては、疑問点を随時確認したり、選択肢を複数提示するとよいでしょう。疑問点に答えることは、決断するよりも精神的負担が軽いです。また、失敗してもカバーできるように、複数の選択肢があると上司も安心できます。
上司より上の役職の人に相談する
上司への対応に悩む場合は、上司より上の人に相談するの1つの方法です。- 自分が今、上司のどんなことで困っているか
- 今後どのように上司に対応してもらいたいか
を具体的に伝えてみましょう。上の人が、上司に対して注意してくれることも期待できます。
健康経営の第一歩と考え、部下をダメにする上司の特徴を理解し、適切に対処しよう
職場に部下をダメにする上司がいると、扱い方に困ってしまいますよね。また、部下をダメにする上司と関わっていると、不満や不平が溜まっていくばかりでしょう。
今いる職場で頑張りたいときは今回紹介した対処法を実践し、上司とうまく折り合いをつけてみてください。難しい場合は転職するのも手段の一つです。
健康経営に取り組む企業なら、社員の心身の健康を戦略・計画的に取り組んでいます。自らがいい手本となり、指導してくれる上司が多い傾向があるので、転職の際は健康経営優良法人に認定されている企業を選ぶことをおすすめします。
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