- 働く女性
- 2022.09.22
働きがいとは?あなたらしい働きがいの見つけ方と5つの特徴について徹底解説
「働きがいとは?」と聞かれて、何に働きがいがあるか的確に答えられる人は少ないでしょう。そもそも「働きがい」を感じるポイントは、人それぞれ違っているので、その答えも千差万別のはずです。今回は「あなたにとっての働きがいとは何なのか?」その答えの見つけ方について解説します。
働きがいとは?
「働きがい」の定義
「働きがい」とは「働きやすさ」と「やりがい」の両方を兼ね備えた組織で、働く時に感じる充足感であるという考えられます。とはいえ、同じ環境で同じ業務を行っていても、「働きがいがある!」と感じる人と、「働きがいがない・・・」と感じる人がいます。それは、ひとりひとり「働きがいがある」と感じる要素が違うからです。
まずは「働きがい」を構成している「働きやすさ」と「やりがい」について深堀りしてみましょう。
働きがいの要素①「働きやすさ」
「働きやすさ」とは、「快適に働き続けるための条件」だと言えるでしょう。
- 社内の雰囲気の良さ
- 就労条件
- 報酬条件
など、働くあなたを取り巻く環境が「働きやすさ」を生み出しています。
具体的には「人間関係が円滑で、休暇が取りやすく、給料の額にも満足していて、ストレスを感じない」このような条件を満たしている職場が「働きやすい」と言えます。
働きがいの要素②「やりがい」
「やりがい」とは、「仕事に対するやる気やモチベーション」のことです。具体的には
- 感謝の言葉をもらったとき
- 努力を評価してもらえたとき
- 目標を達成した瞬間とき
- 給料やボーナスをもらったとき
- 好きや得意を活かせたとき
など、人や社会の役に立っている、自分が認められたと感じたときに実感できるのが「やりがい」なのです。
働きがいの5つの要素を徹底解明
「働きがい」を客観的に評価するための5つの条件について見ていきましょう。この指標は、世界中で従業員の満足度調査を行っている機関・GPTWが設けているものになります。
信用
「信用」とは、社員と会社の間にある深い「信頼感」のことです。この「信用」は、リーダーへの“信用”、社員の“尊重”や“公正”な扱い、そして仕事への“誇り”と仲間との“連帯感”で成り立っています。
公正
「公正」とは、会社が社員に対して公正に扱っているか、また社員は公正に扱われていると感じているかの評価です。 具体的には、社員に対して公正な報酬が与えられているか、採用や昇進・昇格は平等で差別がないかということになります。また、社員が公正ではないと不満を感じた時に、会社側にそれを訴えることができるかどうかも重要です。
尊敬
「尊敬」とは、社員が会社からどれくらい尊敬・尊重されていると感じているかの評価です。具体的には、教育・研修制度や、専門性を高める支援体制、福利厚生、ワークライフバランスの推進など、会社が社員に対して行っているサポート・協力・配慮の充実度になります。
誇り
「誇り」とは、従業員の仕事に対するプライドを指します。具体的には、自分自身の仕事や会社、組織に対して”誇り”を感じているのか、ということになります。
連帯感
「連帯感」とは、職場内での親密さ、ホスピタリティ、コミュニティの質の評価になります。社員が職場で感じる”連帯感”のレベルを測ります。具体的には、所属する組織やチームに連帯感があるか、自分が好意的に受け入れられているか、そこで自分らしくいられるか、ということになります。
働きがいの見つけ方
働きがいのある会社の特徴
企業が「働きがいのある会社」を実現するための3つの取り組みを紹介します。
- 社員ひとりひとりの声に耳を傾ける
- 会社の経営理念を正しく伝え、社員の共感を得る
- 部署や上下の関係無く、コミュニケーションを取れる環境を作る
どの取り組みも「双方の円滑なコミュニケーション」の上に成り立つことがわかります。会社側と働く側の相互理解が深ければ深いほど「働きがいのある会社」と言えるでしょう。
働きがいのある会社の基準(GPTW)
GPTWとは、1991年に米国で創設されたGreat Place to Work® Institute(GPTW)の略です。
GPTWは「働きがい」に関する調査・分析を行う専門機関で、独自の評価基準によって「働きがいのある会社」として認められる会社や組織を認定し、ランキングを発表しています。
日本のGPTWはこちら。
GPTWのサイトでは、日本における「働きがいのある会社」ランキングベスト100が確認できます。「働きがい」の1つの指針として、ぜひ参考にしてみてください。
あなたにとっての働きがいとは?
人それぞれ、働きがいを感じるポイントは違いますし、その優先順位も異なります。ですが、誰でも共通して言えるのは「私は誰かの役に立っている!」という「貢献感」を持てると「やりがい」を感じ、「働きがい」につながるということです。
ただし、この「貢献感」には2つの型があるのです。
- 仕掛け型
- 受け止め型
「仕掛け型」は、顧客のニーズを聞き出し、新たなサービスを提案して顧客の役に立てた時に貢献できたと感じます。
一方「受け止め型」は、製品の不具合を伝える顧客に対応し、問題を解決し「ありがとう」と言われた時に働きがいを感じます。
『自分はどちらのタイプなのか?』
客観的に自分のことを見て、自分のタイプを把握してみるとよいでしょう。また、キャリアアップなどの節目に、キャリアアドバイザーに相談して「自分のことを見つめ直す」という選択肢もあります。
あなたにとっての「働きがい」を見つけて無理なく楽しく働き続けよう!
この記事では、「働きがい」は「働きやすさ」と「やりがい」の2つで成り立っていることをお伝えしてきました。またそれらには、各々複数の要素があります。そして、人それぞれ「働きがい」を感じるポイントは違います。これはライフステージによっても変わってきます。
働きがいのある環境を手に入れるためには、
- あなたは今、何に一番やりがいを感じるのか?
- どんな働く環境を求めているのか?
これを明確にすることから始めましょう。
健康経営を導入している企業なら、従業員の健康を経営的視点で促進しています。従業員の身心の健康管理をおこなうことは、働きがいを感じやすくなる大きな要因にもなるでしょう。働く環境を求めている方は、健康経営を取り入れているかどうかも視野に入れておくとよいでしょう。
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