• 健康経営
  • 2022.08.26

仕事が楽しくないまま続けるリスクとデメリット|状況を悪化させる言動と解決法をご紹介

悩む男性の後ろ姿
目次

私たちは1日のほとんどの時間を仕事に費やしています。多くの時間を過ごす職場で「仕事が楽しくない」と思いながら働き続けている人はいませんか。

「仕事は楽しくないのが当たり前」とあきらめている人も、中にはいるかもしれません。しかし、楽しくないまま仕事を続けるとリスクやデメリットがあるため、このままの状況を放置することはおすすめできません。

この記事では、そのリスクやデメリットを解説するとともに、その場合の対処法をご紹介します。

仕事が楽しくないまま働くことのリスク

HealthとWorkの天秤

仕事に対して「楽しくない」というネガティブな感情を持って業務をこなしていると、心身に悪影響を及ぼすことがあります。

嫌なことを続けているとストレスがたまります。その結果、疲れやすくなって気力が湧いてこなかったり、めまいがしたり、寝付きが悪く常に寝不足の状態が続くような状況になることもあるのです。また、精神的に疲れてしまうと、うつ病のリスクも高まるでしょう。

このように、心身のSOSに気付かず仕事を続けると、限界に達してしまい体調を崩す恐れがあります。場合によっては、長期的に仕事を休まなければならなくなるかもしれません。

仕事が楽しくないまま働くことのデメリット

腕を組んで悩んでいる男性

スキルが身につかない・成長できない

後ろ向きな姿勢で業務に取り組んでいると、スキルが身につかず成長できません。

興味を持って仕事に取り組むと、必要な知識やスキルを習得するために自ら行動するようになります。その結果新しいことに挑戦する機会にも恵まれやすいでしょう。

一方「つまらない」「楽しくない」と思いながら仕事を続けると、十分な経験ができないまま自信が得られず、業務に対してますます消極的になる可能性があります。本来十分な成長幅があるにもかかわらず、自分の能力を活かせないまま仕事を続けることは非常にもったいないです。

仕事がやりにくくなる

仕事が楽しくないとどうしても消極的になりがちです。そうすると、できる仕事が限られてしまい、仕事がやりにくくなります。

例えば、1〜10ある仕事の工程のうち、3〜6の工程しかできないなど仕事の幅が狭くなる可能性があるでしょう。そうなると、周りの同僚や上司にも、なかなか仕事を任せることができないのではないでしょうか。

仕事仲間から信頼が得られないと職場での居心地が悪くなり、やる気が失われていくという悪循環に陥ってしまいます。

社内評価が下がる

スキルが身につかず、成長できないまま働き続けていると、勤続年数や年齢にふさわしい役職につくことは難しいでしょう。

昇給や昇格のチャンスに恵まれないため、収入が増えにくいです。さらに、そのことによって自己評価も下がると、前向きに仕事に向き合うことができなくなります。

時間を無駄にする

自分の能力に見合わない仕事や向いていない業務を続けるのは、時間を無駄にすることになるでしょう。

仕事が合わないだけで、担当業務を変えればぐんぐん成長していく可能性があります。その場合このまま働き続けると、せっかく働いている時間を無駄にしてしまうことになりかねません。

状況を悪化させるやってはいけない言動

眉間に手を当てて後悔している男性

無理やり楽しもうとする

自分の本当の気持ちを無視して、仕事を無理やり楽しもうとするのは危険です。

気持ちを切り替えるという意味では効果的かもしれませんが、一時的なものです。無理やり思い込むことで、余計に苦しく感じる可能性の方が大きいと言えるでしょう。根本的な解決方法が別途必要です。

心身のバランスを崩してしまうこともありますので、気持ちに嘘をついて仕事に取り組むことは賢明とは言えません。

同僚に愚痴をこぼす

同僚に愚痴をこぼしてストレスを発散するのは、良い行いとは言えません。

改善するための相談ではなく、現状の愚痴ばかり言っていると、聞いている同僚も良い気持ちはしないでしょう。いつしか上司にも伝わり、人間関係が悪化するかもしれません。

話しやすい同僚にはつい愚痴を言いたくなるかもしれませんが、自分の評判を落とす可能性もあることを頭に入れておきましょう。

やる気がないまま仕事をする

仕事を黙々とこなすことは一見問題ないことのように思えるかもしれません。しかし身が入っていないと、不注意で小さなミスが続いたり重大な過ちを引き起こしたりする可能性があります。

仕事の量も質も落ちると社内だけでなく社外からの評価も下がり、取引先に迷惑をかけてしまうかもしれません。会社の信用問題にもつながるため、集中しないままダラダラ仕事を続けることはやめましょう。

仕事が楽しくない原因とは

ふてくされている男性

自分が原因

まず、自分自身に原因がある場合はどんなことが考えられるでしょうか。もし、仕事が楽しくない原因が自分にあるとしたら、取り組み方や考え方を変えることで、仕事を楽しめる可能性があります。

努力不足

努力しないと仕事で結果を出せず、やりがいや満足感を得られません。与えられた業務をただこなすだけでは、毎日にメリハリがなくなります。

自分の能力より少し上の業務をするようになると、仕事の幅が広がり、仕事に対する積極性が出てくるでしょう。そのためにはスキルアップのために努力することが必要です。

努力しないままだと、現状維持もしくは能力が落ちてしまい、仕事に対しての面白味がなくなってしまいます。

主体的に動いていない

主体的に動いていないと仕事を楽しむことはできないでしょう。面倒なことはしたくない、すぐにあきらめてしまうといった姿勢では、楽しいめることも楽しめなくなってしまいます。

自ら新しいことに挑戦していく、あるいは言われる前に先回りして動くなど、自分で考えて行動していくと仕事の充実感を味わうことができるでしょう。

主体的に動いていないと、いつも上司の指示を待つことになり「仕事をやらされている」という意識になってしまいます。

仕事内容や環境が原因

では次に、仕事内容や環境が原因の場合はどのようなことが考えられるかを確認してみましょう。

仕事に適性がない

自分に合わない仕事をしていると、努力しても成果が出ず人より失敗が続いて自信を失ってしまうこともあるでしょう。

自分の能力を生かすことができる仕事に就けば、十分に楽しめる可能性があります。

得意不得意は誰にでもあるものです。不得意な仕事を担当している場合、効率的に楽しく業務を遂行できる人は少ないでしょう。

単純作業でスキルが不要

専門スキルが不要な単純作業の仕事は、向上心を失い、つまらなく感じてしまう可能性が高いです。

キャリアアップのチャンスがあり成長を感じられると、仕事に対して積極的に取り組むことができます。しかし、誰がやっても同じ結果になるルーティンワークは評価もされにくい傾向があります。

やり方が決まっている単純作業の繰り返しでは、思うように仕事ができずストレスが溜まりやすいかもしれません。

業務量が多すぎる

逆に、キャパシティを超える業務量が何ヶ月も続くような場合でも、仕事を楽しむ余裕がなくなります。業務内容が高度すぎる場合も、取っ掛かりがわからずつまらなく感じてしまうでしょう。

業務量が多くても一時的で、終わりがわかっていたり、大きな成功など先が見えていればやる気も湧いてきます。

しかし、毎日残業続きで定時で帰れることがほとんどなく、進捗が遅いと上司に怒られるような状況では、気持ちが滅入ってしまいます。

給料が見合わず昇給がない

給料が少なく将来的に昇給も見込めない場合、仕事に対してモチベーションは下がります。

業務量が多く、高度なスキルを要求される仕事であっても、それに見合った給与であればやる気につながることもあります。

しかし、どんなに頑張ったとしても昇給や昇格が期待できない職場では、働く意欲がなくなるのは仕方がないことかもしれません。

人間関係がよくない

人間関係が良くない職場では仕事を楽しむことはできません。

業務が多く時には残業があるような仕事であっても、チームワークが良好で風通しの良い職場であれば、乗り切れることもあります。

いじめやパワハラがあるような環境では仕事を楽しめないのは当然で、毎日が憂鬱なものになってしまいます。

どうしても改善しない場合は転職を考える

RECRUITのテキスト

仕事が楽しくない原因が自分にある場合は、気持ちを切り替えることで状況が変わる可能性があります。逆に仕事内容や環境が原因の場合は、自分ひとりで状況を変えることは難しいかもしれません。その場合は、転職も検討してみると良いでしょう。

「仕事が楽しくない」は当たり前ではありません。自分の適性にあった仕事で、以下のような仕事ができる環境であれば能力を活かして仕事を楽しめる可能性は十分あります。

  • 裁量権がある
  • スキルアップできる
  • 社会貢献の実感がある

また、仕事内容だけでなく残業や休日出勤などの労務管理がしっかりされているか、昇給や昇格の基準が明確に定められているか、といったことも確認すると良いでしょう。

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楽しくないまま仕事を続けるくらいなら転職しよう

楽しくないまま仕事を続けることは、自分にとっても周りにとってもプラスになることはありません。行動や考え方を変えたり、周りに相談しても改善しない場合は転職も視野に入れると良いでしょう。

「健康経営」を行う企業であれば、福利厚生や評価制度などがしっかりしているため、環境が悪いことで仕事が楽しくないという状況にはなりづらいと言えます。万が一なったとしても改善される可能性が高いでしょう。健康経営という経営方針があることを知っておくと、転職先の企業選びの助けになるかもしれません。

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