- ヘルスケア
- 2022.08.25
嫌いな同僚との接し方とは?ストレスを溜めずに仕事をするための対処法と必要な考え方
職場にどうしても気が合わない人がいる場合、どう接したらいいのか悩む人は多いかもしれません。「仕事上、全く話さないわけにはいかない」という人もいるでしょう。嫌いな同僚を気にしすぎるとストレスになってしまい、仕事に支障を来す恐れもあります。
この記事では、嫌いな同僚や苦手な同僚との接し方のほか、考え方や対処法をご紹介します。
嫌いな同僚との接し方
嫌いな同僚がいると、気になってストレスを感じることがあるかもしれません。できるだけストレスなく付き合うためにはどのように接すると良いのでしょうか。ここではおすすめの接し方を3つご紹介します。
最低限のコミュニケーションを取る
苦手な人あるいは嫌いな人でなくても、突然距離を縮めるのは難しいものです。そこで、最初は挨拶などの最低限のコミュニケーションを取ることから初めてみてはいかがでしょうか。
挨拶を習慣化することでなんとなく会話をするようになり、自然と仲良くなれる可能性があります。
自然に振る舞う
苦手な人がいると、どうしても気持ちが落ち着かないものですが、あえて自然に振る舞うという方法もあります。
嫌いな同僚に対してだけ不自然な態度を取っていると、相手や周りにも感情が伝わってしまい、良好な関係作りから遠ざかります。特別なことをする必要はなく、当たり前のことを当たり前にするだけだと割り切って接してみるのも良いでしょう。
適度な距離を保つ
嫌いな同僚とは適度な距離を保つこともおすすめです。
挨拶はしっかりするなど必要最低限の礼儀は忘れず、好き嫌いの感情なしで業務の話はきちんと行うようにすれば、仕事上の影響は少ないでしょう。プライベートの話はしないなど、深入りせず一定の距離を保つのはおすすめです。
嫌いな同僚と付き合うための対処法
嫌いな同僚とは接点を必要最低限にしたいものです。しかし、何もしないままでは関係が良くなる可能性は少ないでしょう。今後一緒に仕事をしていくことを考えて付き合い方を建設的に考えてみたり、自分の仕事に集中したりするなど、下記でご紹介する対処法を試してみてはいかがでしょうか。
嫌いな理由を考えてみる
同僚が嫌いな理由を客観的に分析してみましょう。言動や考え方が嫌いなのが理由かもしれませんし、外見が受け付けないという場合もあるかもしれません。しかし、冷静に考えてみるとある一面だけが気になるだけで、嫌いという感情を持つまでもなかった、と気付くこともあります。また、実際に本人から何か気に障ることをされたわけではなく、周りの評価を聞いて、なんとなく嫌いになっていたという可能性もあるでしょう。
冷静に分析すると、嫌う必要はないと気付く場合もあります。
長所を探す
誰にも長所と短所があるものです。気になる点ばかりにフォーカスするのではなく、相手の長所を探すようにすると、視点が変わる可能性があります。
考える前に行動してしまうという人は、フットワークが軽いという見方ができるように、短所が長所の裏返しになることもあります。仕事のやり方が合わないことが気になるケースでは、得意なやり方が違うだけで、蓋を開けたらどちらも目的は達成されていたということもあるかもしれません。
嫌いと思っている同僚の長所がわかると、印象が変わることもあるでしょう。
自分が気に障る事をしている可能性を考える
同僚に嫌なことをされているなら、自分の行いを振り返ってみるのも良いでしょう。
もしかすると過去に自分が同僚の陰口を言ってしまったことが原因かもしれません。また何気ない一言で、同僚を傷つけてしまった可能性も考えられます。「嫌い」という感情があると自分の非を認めにくいかもしれませんが、思い当たることがある場合は、誠実な対応を心掛けてみてください。
周りの人の評価を聞いてみる
周りに同僚の印象を聞いてみるのもおすすめです。
嫌っているのは自分だけで、後輩からしたら面倒見のいい先輩社員かもしれません。また上司からは仕事で評価されていたり、他部署や取引先の評判がいいなど、自分以外の人からは評価を受けている可能性もあります。
自分が見ているのは同僚の一面だけで、周りの評価を聞いて違った一面を知ることができると、同僚を見る目が変わるかもしれません。
職場は仕事をする場と割り切る
会社はあくまでも仕事をする場所と割り切るという考え方もあります。
仕事上の関係だと割り切ることで、感情的に意識することは少なくなるでしょう。会社の組織はいろいろな人で成り立っています。それによって目標が達成されているわけで、自分と考え方が違う同僚がいるのは当たり前です。求められているのはチームや会社の目標達成ために動くことで、一緒に働く同僚と仲良くすることではありません。
自分の仕事に集中する
自分の仕事に集中するのもおすすめです。
良い成果を残すこと、チームや会社の目標を達成することを一番に考えるようにすれば、嫌いな同僚のことで悩む時間は減っていくでしょう。良い成果を残すことができれば、仕事に意欲的に取り組むようになり自然と嫌いな同僚を意識することはなくなるはずです。
プライベートを充実させる
プライベートをしっかり充実させてオンとオフを切り替えることもひとつの方法です。
切り替えがうまくいかないと、休日であっても仕事のことが気になってしまいます。仕事を思い出すと嫌いな同僚のことが頭に浮かんでしまうかもしれません。そこで趣味に没頭できる時間を持つと、気分をリフレッシュすることができます。充実したプライベートを過ごすうちに、嫌なことを思い出す時間がもったいなく思うようになるでしょう。
気持ちが楽になる考え方
嫌いな同僚との付き合い方や考え方をご紹介しましたが、それでも気持ちが晴れないという場合は、自分の感情を否定せず、受け入れることで楽になれます。
嫌いという気持ちを認める
自分の中にある「嫌い」という気持ちを認めてみましょう。
「嫌うのはよくないことだ」と、人を嫌っている自分を責めてしまうと苦しくなります。また、余計にそのことを意識してしまう可能性もあるでしょう。
好きにならなければならないと無理に思う必要はありません。嫌いという感情を持つ自分を責めることがストレスになっている場合は、「嫌いでもいいんだ」と感情を認めるだけでスッキリすることもあります。
どんな人にも苦手な人はいる
誰にでも「嫌いな人」は存在するものです。
2:6:2の法則をご存知でしょうか。組織は、2割の優秀なグループと6割の平均的なグループ、2割の怠け者のグループで構成されているというものです。たとえ構成要員が変わったとしても、この法則は成立すると言われています。
人間関係にもこの法則は当てはまると言われており、どんな人にでも慕う人は2割、普通の人は6割、嫌われる人が2割いると考えられています。
つまり、苦手な人がいるのは当たり前だと考えることができます。
嫌いな同僚に対するNGな行動
嫌いな人がいるのは当たり前という話をしましたが、嫌いだからといって何をしても許されるということは絶対にありません。以下のような言動には注意しなければなりません。
嫌がらせをする
自分が嫌なことをされたからという理由で、相手に嫌がらせをすることは許されません。
自分がされて嫌なことは人にしないというのは、人として当然です。また、嫌がらせをすると悪い評判が広がり、敵を作る可能性もあります。仕事を進める上でもマイナスになることは間違いないため、仕返しなどは考えないようにしましょう。
周囲に愚痴を言う
同僚が嫌いだからといって、周りに悪口を言うのも良くありません。
直接言わなくても本人には伝わるものです。またSNSなどで陰口をいうことももちろんNGです。悪口を言っても何も解決はしません。
悪口を言うことで、いつの間にか自分の周りに誰もいなってしまったという状況にもなり得ます。嫌がらせを行うのと同じように、仕事もやりづらくなるでしょう。
自分では解決できないときの対処法
対処法を実践してみたり考え方を変えてみてもどうしても関係が改善せず、仕事に支障をきたすような場合は、以下のような対処法もあります。
家族や友達に相談する
ひとつ目は、信頼できる家族や友達に相談するという方法です。
このとき大切なのは、悪口や愚痴をこぼすのではなく、事実を伝えることと自分がどんな気持ちになっているかを共有することです。
第三者の視点からアドバイスがもらえるかもしれません。自分では気付かなかった考え方で解決につながるヒントが得られる可能性もあります。
上司に相談する
上司に異動の相談をするという方法もあります。
同じ部署内に嫌いな同僚がいることで、業務上支障がある場合に有効でしょう。異動することで仕事内容は変わるため、慣れるまで忙しい状態が続くかもしれません。それでも異動した方が仕事をしやすいのかどうか、現状だけでなく先のことも考えて相談するのがいいでしょう。
転職を考える
親しい人や上司に相談しても問題が解決しない場合は、転職することで解決する可能性があります。
実際に、人間関係の問題が理由で転職を考える人は多い傾向です。自分のことは自分の意思で変えることができても、相手を変えることはできません。自分には非がなく執拗な嫌がらせが続くなど、どうにもならない場合は、環境を変える必要があるでしょう。
苦手な人への接し方を知って良好な人間関係を築こう
どんな人にも、どんな環境でも苦手な人はいるものです。それは仕方がないことだと割り切ってみましょう。また、嫌いな同僚と適度な距離を保ったり、ストレスを発散できるようにプライベートを充実させるなど、良好な関係を築くために視点や考え方を変えてみることで、感情が変わることもあるかもしれません。仕事を気持ちよくするために良好な人間関係は大切です。
しかし、自分が変わったり周りに相談しても改善されない場合は、そのまま働き続けると心が疲れてしまう可能性があります。自分ではどうしようもできない時には転職を考える必要もあるでしょう。健康経営を行う企業であれば、心のケアも大切にしていることがほとんどです。転職を考えるなら、健康経営を行っているかを確認してみてはいかがでしょうか。
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