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  • 2022.06.14 (最終更新日:2022.06.16)

育休明けの仕事復帰は不安?スムーズな復帰のために準備しておくこと

食卓で子どもと談笑するスーツ姿の女性
目次

​​育休を利用した働く女性たちにとって、仕事復帰は最初に立ちはだかる壁。何をしてよいかわからず、不安を抱える人も多いでしょう。そこで今回は、復帰の時期や流れ、職場への挨拶や準備のポイントなどをまとめてご紹介します。

産休・育休から復職するまでの流れ

パソコンとスケジュール帳を確認する女性
育児休業の終了日は法律で定められていますが、職場への復帰日は自分で決めることができます。保育園のスケジュールや家庭環境といったご自身の都合と、仕事の引き継ぎや受け入れ体制、繁忙・閑散期などの会社の都合をすりあわせて、復帰日を相談しましょう。

1. 保育園へ入れるための準備(保活)をしよう

仕事復帰とセットで考えなければならないのが、保育園の入園準備です。慣らし保育の期間は保育園によって異なりますが、子どもにあわせて十分な期間をとりましょう。初めて自宅以外の環境を経験して、体調を崩す子どももいます。少しずつ新しい環境に慣らしていくことを念頭に、余裕を持ったスケジュールをたてましょう。

2. 復帰日はいつ?家族で話しあって、職場に連絡する

職場への復帰日は、会社と相談のうえ自分で決めることができます。家族ともよく話し合い、職場へ連絡しましょう。その際に、今後の働き方についても相談しておくと安心です。

また、産休・育休中には厚生年金などの保険料が免除されており、仕事復帰にあたって納付を再開するためには、日本年金機構に書類を提出しなければなりません。会社を通じて提出することになるため、あらかじめ会社に確認しておくとよいでしょう。また、子供を通わせる保育園などには「復職に関する証明書」が必要な場合があります。会社に発行してもらう書類ですが、発行に時間がかかることもあるので、早めに申請しておきましょう。

3. 職場へのあいさつも忘れずに

復帰日が決まったら、休業中に職場の上司や同僚へあいさつをしましょう。復帰後は働き方が変わったり、子どものために急な休みや早退が増えることもあります。円滑な業務遂行のためには、職場の協力が必要不可欠です。今後の働き方に理解を得られやすいため、メールで済ませるより直接会って話をするほうがおすすめ。最初に多くの人へあいさつをしておくことで復帰時の気まずさも薄れ、スムーズに仕事を進めることができるでしょう。

手土産は必須ではありませんが、渡すことであいさつだけに終わらず、会話のきっかけになる場合もあります。円滑なコミュニケーションの手がかりとして、個包装されたお菓子を配るとよいかもしれません。

復職後の不安対策!職場や家庭でできること

母親と手をつなぐ幼い姉妹
仕事復帰後の不安として、子育てと仕事の両立があげられます。働くママを応援するため、国や会社が制度を整備しています。また、家族の協力を仰ぎながらあなたらしい働き方を模索しましょう。今回は、育休中に確認しておきたいポイントをご紹介します。

職場と、働き方をしっかり相談する

育休からの復帰によって、働き方が産前と変わるケースもあります。会社との認識に違いがないよう、事前にしっかりと確認しておきましょう。短時間勤務制度や看護休暇制度など、国が推奨する制度もあります。また、就業時間や残業、休日出勤、出張についてもあらかじめ確認しておくと安心です。

さらに、健康経営認定制度を導入している企業なら、社員の健康とその暮らしを積極的に応援しています。会社が制度を導入しているか、また、もし転職を考える場合には、制度導入の有無を確認してみましょう。

家庭で、家事・育児の分担を話しあう

仕事復帰後の家事についてしっかり分担しておきましょう。働きだすと家事や育児に割ける時間が短くなり、家族の協力が必要になります。一連の家事を書き出し、見える化して管理することで、家族も積極的に家事に関わることができます。

また、あらかじめスケジュールを共有しておくことが大切です。子どもに関わることからママの仕事、日々のゴミ出しスケジュールまで、カレンダーアプリなどを使って管理しておくとよいでしょう。緊急の用事が入ることもあるので、お互いの緊急連絡先を決め、どちらが対応するかを決めておくことをおすすめします。

便利家電や親戚など、頼れる物・人をつくる

家族でしっかり話し合って対策をとっても、日々の忙しさに取りこぼしが出ることもあります。そんなときは、信頼できる物や人に頼りましょう。親戚に仕事復帰を連絡しておくことで、いざというときに助けになってくれるかもしれません。

また、家事の効率化に効果的なのが便利家電です。洗濯乾燥機やロボット掃除機、電気調理器や食洗機など、暮らしを助ける家電製品の活用がおすすめ。また、ベビーシッターをはじめ自治体や民間で、働くママをサポートしてくれるサービスがあります。あらかじめ確認しておきましょう。

育休中から不安に向き合って、スムーズな仕事復帰を


はじめての仕事復帰に不安は尽きません。しかし、あらかじめ復帰の時期や流れ、職場への挨拶や準備のポイントを確認しておけば、その不安も薄れるはずです。職場や家庭の協力を得て、充実したキャリアライフを実現してください。ママが生き生きと働く姿は、子どもたちが楽しくのびのびと暮らすことにもつながるでしょう。

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