• ビジネススキル
  • 2022.06.16

【階層別】社会人に必要なビジネススキルを身につけて、自信をもって働こう

和気藹々と会議をするスーツ姿の男女
目次

社員が健康に生き生きと働くことを目指す健康経営は、フィジカル面はもちろん、メンタル面でも健康に働くことを目指す取り組みです。ビジネススキルのアップによって効率的に仕事をできるようになれば、自信がつき前向きに働くことにつながるでしょう。今回は、ビジネスパーソンにおすすめのビジネススキルをご紹介します。

ビジネススキルとは?

仕事の資料が掲示されたホワイトボードの前に立つ男性
ビジネススキルは、仕事をこなす社会人として自ずと求めらる能力です。まずは、ビジネススキルにどのような種類があり、どのような場面で求められるのかを解説します。

社会人として仕事に役立つ技術や能力

ビジネススキルとは、社会人として仕事をするうえで求められる技術や能力のことです。業界独自の資格や知識ではなく、基本に則した汎用性の高いものを指します。コミュニケーションスキルからビジネスマナー、マネジメントスキルまでその種類はさまざまです。年齢や役職によっても求められるスキルは異なります。

汎用性の高いビジネススキルは、昇格や異動、転職などにより業務内容や立場が変わっても、それまでと変わらず発揮することが可能です。社会人として身につけておきたい力といえるでしょう。

カッツ理論から見る3つのビジネススキル

アメリカの経営学者ロバート・カッツ氏は、職位が変わるに従い必要になるスキルは変化すると提唱しています。カッツ理論で求められるスキルは主に「テクニカルスキル」「ヒューマンスキル」「コンセプチュアルスキル」の3つです。

テクニカルスキル

職務を遂行するのに求められる専門知識や技術を指します。業務遂行能力ともいい、現場では特に求められる能力です。

ヒューマンスキル

対人関係能力ともいわれ、良好な人間関係を構築し、円滑にコミュニケーションを進めていく力です。社内外での人脈形成や新入社員としての知識・スキル獲得に生かせるほか、部下を取りまとめる管理職には特に求められるスキルでしょう。

コンセプチュアルスキル

物事の本質や大枠を理解し、個人や組織の可能性を最大限に高める能力です。取引先の要望を把握したり組織全体の生産性を高めるためにも、管理職や経営層は特に使いこなしたいスキルです。

社会人が身につけたい階層別ビジネススキル

オフィス街を行き交うさまざまな年代の男女
ビジネススキルとひと口にいっても、その種類はさまざまです。また、職場内での年齢や階級によって求められるビジネススキルは異なります。ビジネスパーソンとして身につけておきたい、おすすめのビジネススキルを階級別にご紹介しましょう。

新入社員に求められるのは、基本的なビジネススキル

ビジネスマンとして、社会人キャリアをスタートさせたばかりの新入社員に求められるのは、基本的なビジネスマナーやコミュニケーションスキルです。すべての仕事の基礎ともいえる能力なので、しっかりと習得しておきましょう。

また、基本的なパソコンスキルを身につけておくと便利です。WordやExcelといったソフトをマスターしておけば、書類の作成や業務処理スピードが向上し、効率よく仕事を進められます。さらに、時間管理スキルは新入社員の段階でしっかりと身につけておきしょう。

いくつもある仕事の工程をそれぞれ無理なく実行するためには、優先順位をつけ、時間配分しなければなりません。この感覚を身につければ、階級が上がり仕事量が増えても効率的に業務を遂行できるでしょう。

若手〜中堅社員に求められる、自立したビジネスパーソンとしてのスキル

階級が上がり、会社の中心として多くの業務を任されるようになる若手〜中堅社員。自立したビジネスパーソンとしてのスキルが多く求められます。企画提案・プレゼンテーションスキルはまさにその代表格です。企業目標を把握し、多角的な視点に立って、得られるメリットに着目した企画を練ることが大切です。

また、それを的確に伝えるために身に付けておきたいのがプレゼンテーションスキル。説得力のある説明をするためには簡潔かつわかりやすく伝えることが重要ですが、一方で話術や提示する資料の見やすさも関わってきます。ほかにも、交渉スキルを磨くことで、より会社に貢献するビジネスパーソンになれるでしょう。

中堅社員はチームリーダーとしての役割が増え、メンバーの状況を把握したり業務を滞りなく遂行するためのマネジメントスキルが求められます。状況を俯瞰的に見て、論理的に考えながら業務を割り振れるようになりましょう。

管理職が身につけたい企業利益・人材育成に関するスキル

管理職は、より高度なビジネススキルを習得しておくとよいでしょう。目標達成に向けてメンバーが最大限のパフォーマンスを発揮できるよう環境整備するチームマネジメントスキルや、部下の育成にあたるコーチングスキルは、新入〜中堅社員に求められるコミュニケーションスキルやマネジメントスキルをさらに発展させたものといえます。

また、階級が上がるほど問題に直面することも増えるでしょう。解決のためには、分析力、行動力、交渉力が重要です。問題解決スキルが高まるほど、周囲からの信頼が得られ、評価も高まります。管理職に強く求められるスキルといえそうです。

ビジネススキルを身につけるために

ビジネス鞄を持って颯爽と歩く男性
ビジネススキルは、ビジネスパーソンとして基本的なものから、階級に従って求められる高度な能力までさまざまです。書籍や講座・講習が展開されているので、スキル習得のためにそれらを活用するのも方法のひとつです。また、ビジネススキルに紐づく資格があるので挑戦してみるのもよいでしょう。

重要なのは、習得したスキルを日々実践することです。学んだことを普段の仕事に活用すると、新たな学びや発見があります。また、スキルアップによる仕事の効率化が認められ、さらに高度な仕事を任されることもあるでしょう。身につけたスキルを、実際に使い習熟度を高めることが大切です。

自信をもって生き生きと働こう


ビジネススキルを身につけることで効率的に仕事をこなせるようになり、自信がついて前向きに働くことにつながるでしょう。階級によっても求められるスキルは異なりますが、まずは、自分がどのような課題を達成したいか、そのためにどんなスキルが必要かを確認することが大切です。仕事に対する悩みは尽きないものですが、一つひとつと向き合って、充実したキャリアライフを実現しましょう。

Facebookシェア twitterシェア Lineシェア
Facebookシェア Twitterシェア Lineシェア

関連マガジン

問い合わせ
各種取材やサービスに関することなど、
お気軽に問い合わせください。