• 就職/転職
  • 2022.01.19 (最終更新日:2023.11.24)

女性が続けやすい人気の仕事とは?働く悩みとおすすめの職種を解説

目次

女性の仕事選びは難しい?

女性 仕事 おすすめ 女性の社会進出はごく自然なものとなり、結婚後も一昔前と違って共働きの夫婦も多くなってきました。
とはいえ女性は男性と異なり、結婚や出産といったライフイベントを機に仕事の休業や退職が余儀なくされがちで、女性が長く続けられる一生ものの仕事を見つけることはなかなか困難と言えるでしょう。

女性が働く環境はまだまだ整っているとは言えず、その分女性特有の悩みも生まれがちです。
そこでこの記事では、女性の仕事にまつわる現状と悩み、それらを解消するための仕事選びのポイントを解説しつつ、女性におすすめの人気の職種をいくつか紹介していきます。

これから社会に出る学生や、転職を考えている社会人のみなさんはぜひ参考にしてみてください。

女性のお仕事事情とは?

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女性の就業が当たり前になった現代ですが、その働き方や就業環境の実情とはどのようなものでしょうか。
日本における実情を知れば、自ずと仕事選びに役立つポイントが見えてくるはずです。

女性におすすめの仕事を紹介する前に、まずはそれを確認していきましょう。

日本における女性の働く現状

総務省の調査によると、2019年6月時点で働く女性の数は3003万人にも及び、比較ができる1953年以降で初めて3000万人を超えました。
生産年齢人口と呼ばれる15~64歳の女性の71.3%、さらには65歳以上の女性の17.7%が何かしらの職に従事しています。

さらに注目すべきなのは男性労働者との働き方の違いで、特に正規雇用・非正規雇用の点で大きく異なります。
男性労働者の非正規雇用の割合が23%なのに対し、女性労働者の場合は実に55%がアルバイトやパート、派遣社員といった非正規雇用の人たちです。
また男性に比べて管理職に就く女性の割合も低い点も課題であり、女性の働く環境はまだまだ改善する余地が多いと言えるでしょう。

女性が抱えやすい仕事の悩み

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男女問わず、仕事に関する悩み自体はあるもので、働く人の実に6割以上は何かしらの悩みを抱えています。
そしてその内容については男女で大きく異なり、女性特有と言えるものが多々あるのですが、それでは実際に、女性が働く中で普段どのような悩みを抱えているのか見ていきましょう。

待遇が悪い

性別で差を付けているわけではもちろんないでしょうが、男性と比べて正規雇用がそもそも少ないために、非正規雇用の女性はやはり給料や評価に差が出がちです。
女性は出産と育児によりフルタイム勤務の継続が困難になるため、休暇制度が整い、かつ実際の利用もしっかりなされている環境でない限りは、非正規への雇用形態の変更や退職が余儀なくされます。

こういった面を踏まえてか、評価を受けづらい女性は管理職に就きづらいという現状もあります。

雇用が不安定

結婚や出産・育児というライフイベントによるキャリアの中断が見込まれる女性は、正社員雇用よりも非正規雇用としての採用が多くなります。
非正規雇用だと何かあった際に会社が守ってくれるか不安ですし、人件費削減となれば当然正規雇用よりも優先的に切られてしまいがちです。

雇用に不安を抱えながらの勤務では精神衛生上よくありませんし、非正規にそもそも昇給・昇格や正規への登用などが見込まれない場合はなおさらモチベーションが上がりません。

人間関係

女性に限らず職場の人間関係はよくある悩みですが、会社というのは大きな一つのチームであるため、日々の業務を効率的に進めるためにもこの和を乱さず、良好な関係を保っていきたいところです。

協調性の意識は男女ともに当然ありますが、どちらかといえば女性の方がその辺りは敏感なため、その分男性よりも多くの悩みを抱えがちになります。
職場の男性比率が多ければ、単純に馴染むのに苦労するかもしれませんし、逆に女性が多い職場では、色々と気を回しすぎて疲れてしまうことも多いでしょう。

セクハラ・パワハラ

メディアで多く取り上げられ社会問題化したことで、かなり認知も広がり意識も高くなっているはずですが、それでも根絶しないのがセクハラやパワハラです。
特にセクハラといえばやはり女性が被害者になるケースが多く、パワハラについても立場の弱い女性が被害を受けがちなことから、まさにこれらは女性特有の悩みと言えるでしょう。

仕事と家庭の両立

女性特有の悩みの最たる例と言えるのが仕事と家庭の両立でしょう。
共働きの夫婦も多い現代で、最近では「イクメン」という言葉もありますが、とはいえ基本的に女性の負担が大きくなりがちです。

たとえ短い勤務であっても食事の支度や子供の世話などが加われば、働く女性は時間がいくらあっても足りません。
自身のプライベートの時間が取れずに疲労やストレスばかり溜まることで、いわゆるワークライフバランスに悩む女性は大勢います。

女性目線での長く続けやすい仕事とは?

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女性が抱える悩みを見てきましたが、これらを考えた時に女性が続けやすい、働きやすい仕事とはどのようなものでしょうか。
実際の仕事の種類を紹介する前に、まずはポイントとなる点を押さえておきましょう。

男女差が少ない

職場の男女比という意味合いと、業務内容の男女差どちらの意味合いもあります。
職場の男女比が均等、もしくは女性の比率が多ければ、必然的に男性女性を問わない仕事内容であり、女性も活躍できる仕事なんだろうと予測が可能です。

反対に男性が多く、女性はいても少数である建築業や運送業のように、力仕事で体力勝負の仕事は、どうしても力が男性に劣る女性にとって、長く続けていくには厳しい職種でしょう。

家庭との両立がしやすい

出産・育児の際に、設けられた制度通りしっかり休暇が取れる職場であり、育児休暇後も子供の年齢に応じて短時間勤務ができる職場であれば安心して育児ができます。
また育児に限らず介護の場面でも、休暇や短時間勤務ができる手厚さがあると非常に魅力的です。

会社によっては法定の休暇以外にも会社独自の休暇制度や短時間勤務制度があるため、それらに注目して仕事探しをすればいざという時に安心できます。

スキルアップができる

働く中でスキルアップができれば、その会社での昇格や昇給のチャンスにつながる上、もし転職するとなっても、身につけたスキルは対外的なアピールポイントとして強力です。

働いて何も得られないとなるとモチベーションも上がりませんが、頑張った先で確実にレベルアップできるのであれば、業務一つひとつへの意識が変わり、やりがいが生まれるでしょう。
やりがいがある仕事は長続きするため、自身のスキルアップにつながると思えるかどうかは大切なポイントです。

AIに取って代わられない

これは男女問わずですが、人件費の削減や作業効率の向上などを目的にして、今の時代さまざまなものにAI(人工知能)が導入されてきており、将来的には人間が必要なくなる仕事も多くなっていきます。

そのためいくらAIが発達しても人間にしかできない仕事というのは貴重であり、そのような視点で仕事を探すことで、一生続けられる安定した職に就けるでしょう。

女性におすすめの職種

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では実際におすすめの職種をいくつか挙げてみます。
これらが正解というわけではなく、他にも挙げればキリがないため、みなさん自身のやりたいことや興味嗜好、向き不向きなどを考えて参考にしてください。

システムエンジニア

「SE」とも呼ばれ、企業のシステムやwebサービスの作成など、クライアントからの要求に応じてパソコンを用いて行う仕事です。
時間や場所に囚われず働けるため、フレックスタイム制やリモートワークとも相性がよく、家庭との両立が気になる女性には働くやすいでしょう。

エステティシャン

元々女性の従事者が多い職種であり、美容への需要は時代による変化がないため、将来的な安心感も申し分ありません。
近年では男性の美容意識も高まっていることから、メイクやエステなど、今後も成長が期待できる分野です。

美容師

こちらもエステティシャン同様、需要がなくなることのない職種で、AIにも代わられる心配がありません。
また高齢化社会において福祉施設への出張カットも増えており、今後も需要は高まっていくことが期待されます。

美容室は日本全国で実に22万店舗以上存在するため、就職先に困ることもないでしょう。

介護士

高齢化が進む現代で需要が常に高い職種であり、慢性的に人手不足が叫ばれてもいます。
高齢者とのコミュニケーションにおいてAIの代用は困難であり、今後も高齢化は加速していく中で安定感のある仕事です。

webデザイナー

新規顧客の獲得や既存顧客への訴求にあたり、ホームページの作成や運用、そのデザイン性の向上には需要が非常に高く、それらを受け持つ専門職は今の時代非常に魅力的です。
SE同様パソコンさえあれば作業でき、家でもどこでも場所は問わないため、ワークライフバランス実現にもつながります。

長く続けられる将来性のある仕事につくためのポイント

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自身に合う、長く続けられる仕事を見つけるためにはどうしたらいいでしょうか。
ポイントを4つご紹介します。

情報収集を欠かさない

上述した職種もあくまで一例に過ぎず、他にもおすすめの仕事は多々あります。
世の中には非常に多くの仕事があり、あらゆる種類の働き方があるため、それらを知ることが何より大切です。

例えば昨今のコロナ禍の前後で人々の行動様式、求めるサービスが大きく変わったように、その時々で需要のある職種が変わるのは当然であり、それに対応できるかどうかでわたしたちの可能性は広がります。
今後AIのさらなる普及で、なくなる仕事もあれば逆に新たなサービスが生まれる可能性もあります。

常にアンテナを張り、情報に敏感になることが大切です。

スキルを身につける

知識や技術を身につけることで、客観的に分かるあなたの武器ができます。
就職・転職において、目に見えてわかる資格を持っていれば無資格の人よりも有利に働くでしょう。
長期的に働けるいい仕事に就くためにも、まずは自分磨きを忘れないことです。

キャリアプランを明確に

長く働くためには、それだけ長期的な視点で自身のキャリアを想定しておく方がいいでしょう。
「将来こうなりたい」「何歳にはこうなっていたい」などある程度プランを立てておくことで、何か予期せぬことがあっても適切な判断を下せます。

キャリアプランを立てる中で、「自分が一番重視する点は何か」が見えてくるため、ワークライフバランス実現にもつながり、日々の疲労感やストレスも最小限に済むでしょう。

疑問点は面接時に解消する

いざ応募して面接となった場合に、疑問点や不安な点はこの機にしっかり解消しましょう。
職場の雰囲気や実際の細かい業務内容など、募集要項だけでは分からない部分がたくさんあるため、働いてみて「思っていたのと違った」と、すぐ退職したくならないためにも面接は非常に重要です。

まとめ

女性 仕事 悩み

女性は男性よりも仕事で悩むことが多くあり、それだけ長く続けられる自分に合う仕事を探すのが困難です。
男性にないライフイベントがある以上仕方ない部分もあるかもしれませんが、そもそも男性側の協力や、会社の支援さえちゃんとしていれば問題にはなりません。

しかし就業環境が完璧に整った企業は多くないからこそ、自分が無理なく働ける仕事はポイントを押さえて自分で探す必要があります。
男性女性関わらず、仕事に悩みは付きものですが、少しでも働きやすい環境で、ストレスフリーにやりがいを持って働けるように、今回の記事が参考になれば幸いです。

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