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  • 2020.07.31 (最終更新日:2022.04.07)

ノルマが辛くて職場を辞めたい。営業に向いていないのはどんな人か。

目次

営業に向いていないのはどんな人か

ビジネス 転職 「営業のノルマが辛い」と感じている時点で、あなたは営業に向いていないかもしれません。ここでは、営業に向いていない人の特徴をチェックしましょう。

1.コミュニケーションが苦手
2.自ら提案していかない
3.ただ指示を待つだけの人
4.逆算で考えられない人
5.ストレスを感じやすい人
6.人のせいにする人

コミュニケーションが苦手

商品やサービスを売るのが営業の仕事だと思っている人は多いでしょう。しかし、その本質はいかに自分を売り込めるかということです。

初対面の人とたくさん会って、にこやかに接しながら自分の事を気に入ってもらう必要があります。また、会話の流れや空気を読みつつ商談をして、契約を取らなくてはなりません。

上記のことは、コミュニケーションを得意としない人がほんとうに苦手なことなのではないでしょうか。

また、相手の質問に対して的確に答えられない人も、コミュニケーションが得意ではありませんから営業の仕事が合っていないといえます。

自ら提案していかない

勘違いしている人も多いですが、商品やサービスを顧客に売ることだけが営業の仕事ではありません。

まず、顧客に対し商品のメリットを詳しく伝えます。そして、商品を使えばこんなに素敵な未来が待っていると想像できるように伝えて、だから必要なんだと気づいてもらうような提案がなければ契約を取るのは難しいでしょう。

顧客がどんな悩みを持っていて、その商品でどのように解決できるのかを分かりやすく伝えるには、商品の魅力を提案する必要があるのです。

そのため、自ら提案しようとしない、自分で考えようとしない人は営業に向いていません。

ただ指示を待つだけの人

上の人からやって欲しいことの指示があれば動けるけど、何も無ければ動けない人も営業には向いていない人です。

商品やサービスを売ってきて欲しいと言われて、顧客のことを考えられないため機械的に機能を紹介しているだけでは、商品やサービスの魅力が伝わりにくいですよね。

営業の仕事が向いていないのは、提案は楽しいものだと考えられない人です。

逆算で考えられない人

営業の仕事を進めていくには、ゴールから逆算して考える力が求められるのです。

ノルマが与えられたら、「与えられたノルマを達成するためにどのように行動するか」を考える必要があります。

そのためには、達成しなければならないノルマの数から逆算するでしょう。

ですから、「ゴールから考えて今月はこれだけ行動しなければならない」と自分で考えられなければ、営業に向いていないと言えるのです。

ゴールまでの道のりを自分で見つけていく力は、営業に限ったことではなくどのような職種でも必要なもの。つまり、逆算で考えられないとほかの仕事に就いたとしても向いていないと感じるかもしれないのです。

ストレスを感じやすい人

人間関係や売上の数字などさまざまなストレスを抱えるのが営業の仕事です。ストレスになる原因は同じものでも、その感じ方は人それぞれ。

感じ方に限らず、ストレスを発散していく能力の容量も人により違います。2人の人間が同じストレスを受けたとしても、1人は一晩眠れば発散できてももう1人はそれだけでは解消できないケースもあるのです。

人よりもストレスを感じやすかったり、ストレスの発散が上手でなかったりする場合は、営業に向いていないでしょう。

人のせいにする人

営業の仕事を日々行っていれば、契約が取りにくい日もあるものです。

そんな時に「自分の担当した場所が悪いからだ」とか「商品の質が良くないからだ」とか、自分以外のせいにするのは簡単ですよね。

しかし、あなたの周りにはそんな状態でも売り上げを伸ばしている営業の人はいませんか。

売り上げを伸ばしている人がいるにも関わらず、自分が売れないことを他の原因のせいにするのは自分の責任です。

売れない原因をほかに探すのではなく、どうしたら改善できるのかを考えなければ、いつまでも状態は良くなりません。

営業を辞めて良かったと感じることは

転職 ビジネス 営業の仕事に向いていないので、営業を辞めようか・・と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。でも、人間は上手くいかないことが続くと「次も失敗するかもしれない」と考えるものです。営業を辞めて良かったと思えることは何なのか、ここではその部分を紹介していきます。

1.成績のプレッシャーから解放されること
2.人との関わりが減ったこと
3.自由な服装でいられるようになったこと
4.プライベートの人間関係が良好になったこと

成績のプレッシャーから解放されること

営業の仕事をしているときは、常に成績のプレッシャーに押しつぶされているものです。そのため、大きなポイントはやっぱり、成績のプレッシャーから解放されるという部分にあります。

毎月毎月ノルマが設定されて、ノルマ達成のために動いていたことでしょう。プレッシャーが苦手な人にとって、ノルマは苦痛でしかありません。

ですから、営業の仕事を辞めれば「こんな評価の仕方もあるんだ」と新たな世界が開けることと思いますよ。

たとえ、営業の仕事を辞めても企業の利益のために働くのは同じです。しかし、毎月ノルマを課せられるという分かりやすいプレッシャーがなくなるのは大きなポイントと言えます。

人との関わりが減ったこと

営業は訪問にクレーム対応にと、社外の人と関わる機会が多いです。

中には、新人でまだ仕事を覚えていないからといって、理不尽なクレーム対応を与えられるケースもあります。

そんな人は「この給料で、こんな顧客の対応をするのは馬鹿げているな」と思い、転職に踏み切るのです。

また、人間関係が悪い職場なら社内の人との関わりが減っただけでも嬉しさを感じます。

営業であることを他の職の人に見下されているので、機嫌を取らなければ仕事が貰えないと思っているケースもあるのです。

仕事の質問をしているのに不機嫌な対応だったり、時には話しかけただけで罵声が飛んで来たり。

そのような職場で働いていた人は、営業の仕事を辞めて人との関わりが減ったことを実感しています。

自由な服装でいられるようになったこと

営業をしていると、女性であっても着ていける服装がかなり限られます。

クローゼットからは鮮やかな色が消え、メインは黒や白、ネイビーやグレーになるのです。女性なら休日はこのような格好をしませんから、好きではない服装にお金を使うことになります。

そのうえで、休日に着る衣服を購入するとなると、さらに服飾費がかかるわけです。

衣服に限らず、営業へ回るのに靴はスニーカーというわけにはいきません。パンプスを履けば足がとても疲れて、帰宅する頃には血が滲む・・。慣れないパンプスで、階段の上り下りをするのも大変です。

営業を辞めた人の中には、自由な服装でいられるようになったことに喜びを感じている人もいます。

プライベートの人間関係が良好になったこと

お伝えした通り、営業をしていると心に余裕がなくなることが多いです。そのため、ずっとイライラしてしまい周りの人間を怯えさせているかもしれません。

気の合う友人や恋人と久しぶりに会ったのに、イライラをぶつけてしまい自己嫌悪に陥ることもあります。

心に余裕が無いので、ささいなことで爆発して人間関係が悪化していくのです。

営業の仕事を辞めると「もうあの頃には戻りたくはない」と考える余裕が出てくるケースもあります。
 

「とりあえず3年続けよ」理由と続けた方が良い人

転職 ビジネス 仕事を辞めたいと周りに伝えても「とりあえず3年は続けるべき」と言われた経験はありませんか。これは、どうしてそのように言われているのでしょうか。ここでは、仕事をとりあえず3年続ける理由や続けた方が良い人を紹介します。

仕事を習得するのにかかる時間の目安である

現在では、「自分も苦労したのだからお前も苦労しろ」という意味合いで使われているような気がする言葉ですが、本当の意味は違うところにあります。

とりあえず3年続けよとは、「仕事が楽しく感じる瞬間を経験してから考えよ」という意味なのです。

「とりあえず3年は続けるべき」という言葉に不満がある人は、現在仕事が楽しくないと感じている人でしょう。労働条件が悪かったり、人間関係が悪かったりして仕事が楽しいと感じられないこともありますよね。

そのような理由があるにも関わらず、頭ごなしに3年続けよと言われたら、その数字に疑問を持って当然なのです。

この3年という数字は、1つの目安として使われているにすぎません。ですから、3年以内に習得できる仕事ならそれでも問題はないのです。

新しいことを習い始めたときはさっぱり理解できなくても、先輩のやり方を教えてもらいながら基本的なことから習得していけば少しずつ意味が分かるようになります。

失敗ばかり重ねていても、あるときふとコツが分かるようになり、簡単に感じることだってあるのです。

これは、仕事も同じことですから「コツを習得するまでに3年かかる」と言っているのですね。

そのため、最初に伝えた「自分も苦労したのだからお前も苦労しろ」というニュアンスではなく「仕事は、やり方を覚えるまでは時間がかかるけれど、その先には楽しさも見いだせる」という風に伝わるのが正しい伝わり方です。

入社したばかりの頃は、即戦力になりにくいです。それぞれ、仕事を覚えるまでの時間は異なりますが最初は皆似たようなもの。

同期の中に誰か1人抜きんでる人材がいたとして、それが分かるのはおよそ3年後だという考え方なのです。

仕事を辞めたい理由が漠然としている

あなたは、貯金はほとんどない状態だけれどなんとなく今の仕事は嫌だな、という漠然とした理由で辞めようと考えていませんか。

漠然と「なんとなく嫌だからもう辞めたい」と思っているのなら、転職先を決めてから辞めるようにしてください。

なぜなら、辞めた後にどうするか考えることがたいせつだからです。

辞めるのなら年金や税金など、辞めたあとにかかるお金のことをしっかり考える必要があります。

漠然とした理由で辞めてしまうと、「辞めた後のお金のことを何も考えていなかった」と後悔するかもしれませんよ。

先のことまで具体的に決まっていない段階で、仕事を辞めるのはおすすめしません。

「とりあえず3年続けよ」辞めた方が良い人とは

サラリーマン スーツ ここからは、仕事を辞めて転職をおすすめする人を紹介します。

・新人を育てる環境が悪い職場にいる
・第二新卒の時に転職活動を行いたいとき
・健康状態が悪化するような労働環境である

新人を育てる環境が悪い職場にいる

気にかけるべきなのは、職場にいる年数ではなくて新人を育てる環境の方です。入社して3年目の社員に対しても、日々ほとんど内容の変わらない業務を与えている職場と、新しいことに積極的に挑戦させてくれる職場とでは、どちらが成長しやすいと思いますか。

ほとんど内容の変わらない業務を与えている職場では、習得できる仕事のスキルに変化がないままです。長い間職場に新人扱いを受けている環境にいるのなら、何年が経過しても変わらない場合が多いでしょう。

第二新卒の時に転職活動を行いたいとき

新卒として採用後、社会人経験が3年未満だと「第二新卒」の条件に当てはまります。期間が短くとも、社会人を経験している場合は第二新卒に当てはまるのです。

あなたが、第二新卒として転職活動を行いたいのであればそれもまた選択と言えます。とりあえず3年・・と思って長く働けば、第二新卒に当てはまる期間が過ぎてしまうのです。

新卒でも、およそ3割が1年を満たさずに退職してしまうのが現状。そのため、第二新卒の需要が高くなってきているのです。

第二新卒は、社会人の経験があることが前提です。最低限仕事に必要な能力は備わっていると考えられ、最初から育てる手間が省けると判断されます。

健康状態が悪化するような労働環境である

ブラック企業という言葉をご存知の方は多いのではないでしょうか。

新卒で採用された職場の場合は経験も少ないですから、自分の会社はブラック企業かもしれないと感じつつ無理をしている方も多いことでしょう。ここで、チェックポイントを紹介します。

1.休日出勤が当たり前である
2.上司からパワハラされる
3.長時間労働がほとんど毎日ある
4.入社後何年か経過しても給料がアップしない

一般的には上記のことが判断の基準になるかと思います。あなたの職場が、上記の項目に該当するのなら転職は早めにするのがおすすめです。

職場の環境が悪ければ、身体に限らず精神面にもダメージを受けます。我慢の限界まで仕事を続けた結果、身体を壊して復帰が長引けば元も子もありません。

身体に不調が生じる前に、転職先を考えるのもいいのではないでしょうか。

ノルマのない仕事には何がある?

転職 ビジネス 「ノルマのある仕事がもう嫌だ」といって、せっかく転職をしてもまたノルマのある職場だったら意味がありませんよね。ここでは、ノルマの無い仕事を紹介していきます。
  1. 事務職
  2. 受付での接客
  3. マンションの管理人
  4. 秘書

事務職

ノルマが無い仕事の代表ともいえるのが、事務職です。ノルマがあるとするならば、現在処理が必要な仕事がノルマになります。

事務職は、職場全体の仕事を手助けするのが仕事です。電話応対がありますし、書類の整理や作成などさまざまな仕事があります。

たとえば、決算が近づいていたり繁盛期だったり、時期により仕事の量が偏っているため仕事をこなさなければ帰宅できないこともあります。

とはいうものの、売り上げの数字に関するノルマは無いことが多いです。

受付での接客

接客でもアパレルなどにはノルマが設定されるケースが多いです。しかし、受付での接客にはノルマはありません。事務職の一種で、来客に対する対応がメインの仕事になります。

ノルマは無いものの、会社の看板ですから小さなミスが大きな影響を与えることもあるのです。

マンションの管理人

マンションの管理人は、人間関係がほとんどないうえにノルマも設定されません。監視室での仕事が基本ですから、ノルマはない分質を求められると覚えておいてください。

とはいうものの、マンションで展示会などが開催される場合接客に関するノルマが発生するケースもあります。

秘書

秘書の仕事も、ノルマのない仕事です。しかし、だから精神的に楽かどうか問われれば、また異なります。

スケジュール管理だけではなく、細やかな気配りが必要です。イレギュラーな事態に遭遇しても、対応できる臨機応変さが求められます。

ノルマはありませんが、担当した人のスケジュールを滞らせないように進行させていくことは、決して楽な仕事だとは言えないでしょう。

あなたは、健康経営という言葉をご存知ですか?
健康経営は、従業員の健康管理も企業全体の問題だと捉える取り組みのことを言います。

今までは、長時間労働や重いノルマを与えることが当たり前でしたが、これからは従業員の健康状態を企業が増進していく時代なのです。
たとえば、企業が従業員の健康を増進することによって、やる気やモチベーションが高まって生産性の向上に繋がります。

当コラムでは、健康経営の情報を発信しています。

ノルマの辛い仕事をして、会社も向き合ってくれずモチベーションが上がらいのなら、健康経営優良法人への転職を考えてみませんか。
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