• 健康経営
  • 2021.08.25 (最終更新日:2022.03.26)

30代が抱える仕事の悩みとは?具体例や解決策についてご紹介

目次

仕事をしていくうえで大事な30代という年代

30代 悩み 30歳は節目の年とよく言います。
新卒~20代と異なり、いつまでも先輩や上司に教わってばかりではいられなくなります。
後輩もたくさん抱えていたり、実際に役職に就いたりする方も多くなるでしょう。
またプライベートでは、結婚や出産、育児をするのが20代後半〜30代は特に多くなり、仕事以外でも大変なことが増えていきます。
さらに、その先40代~50代のキャリアを考えるうえでも非常に重要な時期です。
給与・待遇・仕事のやりがいなど、あらゆる要素から転職というものを意識するのも
30代の特徴と言えるでしょう。
今回は、働き盛りで変化も大きい30代がどんな悩みを抱えているかを皆さんと共有し、解決策も提案できればと思います。

30代はどんな悩みを抱えて仕事をしている?

在宅勤務 ストレス まずは30代の抱えるリアルな悩みについて、いくつか紹介していきます。

仕事を続けていくべきかどうか

新卒で入社したとして8年、高卒で入社した場合にはすでに10年以上、その会社で働いていることになります。
社内での仕事はもう大体分かっていて、良くも悪くも慣れが出ているでしょう。
もし仕事でのやりがいや目標などがないと、毎日何となく働いてしまうこともあると思います。
そうなると次第に、自分はこの会社にいていいのだろうか、この先も長くやっていけるのだろうか、といった不安も出てきてしまいます。
あるいは働いてきた中で自分の適正ややりたいことが見つかった場合、このままこの会社にいても実現できない、それなら転職しよう、独立しようといった考えも出てくるでしょう。
このように意欲があってもなくても、今の仕事を続けていくべきかどうかを自問するのは30代によくある悩みです。

部下育成について

新卒入社の人数が増えるにつれ部下が多くなる30代は、彼らとの関係にもよく悩まされます。
何度も同じことを教えているのに覚えてくれなかったり、指示したことが上手く伝わらず二度手間になったりということが考えられます。
またジェネレーションギャップや、そもそもコミュニケーションが取りづらいなども悩みとして挙げられるでしょう。
同じ会社で働く仲間である以上、こういった人間関係の悩みは解消していきたいところです。
ここでポイントになるのは、相手のせいと思わず自らの行いも見直してみるということです。
覚えてくれない・上手く伝わらないというのは、こちらの伝え方にも何か改善できる部分があるはずです。
お互いの価値観を摺り合わせて、相手の立場に立って考えてみること。
経験を積んだからこそ当たり前にできることでも、自分が新入社員の時はどうだったか、
改めて思い返す必要があります。
当時の自分が上司にされて嬉しかったことを思い出して、部下にしてあげましょう。

同僚との差

30代ともなれば、同期や後輩が自分よりも早く出世するケースも出てきます。
焦りもするでしょうし、評価されないことへの苛立ちや会社に対する不信感、あらゆるストレスが生まれるでしょう。
しかし、そこでふてくされてはいけません。
冷静に客観的に、自分・同期・後輩との違いを分析する必要があります。
上に立つということはそれだけ周りが見えていないといけないことになるため、自分だけでなく全体の流れを意識して仕事をすべきです。
それによって仕事の優先順位も変わってくるでしょうし、
必要な時に周りのフォローもできるようになるので、信頼感も上がると思います。

給与面について

給与とは会社からの評価そのものとも言える給与の悩みが誰しもあるでしょう。
前述の昇進と同じく、評価されていないと感じれば会社に対して不信感が募り、やりがいを失う可能性もあります。
だからこそ30代にとって、自分の給与が適正かどうかは気になるところでしょう。
しかしこれこそ、普段の自分の働き方を振り返るべきで、会社に貢献してこそ給与が上がるのであって、給与に見合うだけの働きしかしていないと思われていては、一生上がらないままです。
後出しジャンケンではなく先手必勝、行動あるのみです。

結婚や育児に関して

現代においては、結婚や育児と仕事の両立への理解がまだまだ不十分であり、育児休暇や、子育てをしながら働ける制度、文化が整っていません。
また制度があっても、実際に使うには職場の理解や協力なしには成り立たないため、
そのためには上司や同僚とは信頼関係を築いている必要があります。
もし理解や体制が整っていない場合、一人で抱え込まず、専門家の窓口に相談することも非常に重要です。
結婚・出産は人生で最も大きな変化であり、社会全体で支援すべきことです。
未来への投資と思って、子育てする人に優しい世の中であって欲しいですね。

30代が働くうえでは何を意識すべき?

30代 キャリアアップ 30代での取り組み方が、今後の長い人生に大きく関わってきます。
いくつかポイントをご紹介しましょう。

まずは仕事を本気で

大前提として、目の前の仕事に本気で取り組みましょう。
本気でやるからこそ自分の限界も知れるし、成長につながるものです。
それによって新たな発見もあると思います。
自分のやりたいことが見つかれば、その後の身の振り方も変わってきます。
手を抜くことは、その時は楽ですが何も身にならず、後々必ず後悔することになるでしょう。
まずは仕事に本気で取り組み、大人として誠実に生きましょう。

キャリアについて考える

仕事を本気でやると、やりたいこと・やりがいのあることが分かってきます。
それを基に今後のキャリアプランを考えましょう。
今までを振り返り、自身の長所・短所、さらに身につけるべきスキルを明確にしましょう。
そしてやりたいことを達成するために、手段やルートを目標に落とし込んでいきます。
この時のポイントとして、目標ごとに期限を設定することが大切です。
30代の過ごし方で、40代以降の人生が大きく変わってしまいます。
振り返りと目標設定、改めて自分を見つめ直しましょう。

資格やスキルを増やしておく

新型コロナウイルスの影響で「安定」の定義がブレ始めているこのご時世、どんな大企業にいても雇用の不安は付き物です。
40代50代でも社会で生き続けるために、資格やスキルはとても強い武器になります。
専門知識を獲得し、手に職をもつことはもちろん安心につながる材料ですが、
まずはいわゆる社会人基礎力(前に踏み出す力・考え抜く力・チームで働く力)を身につけましょう。
実際に自分が持っているかと思うと自信が持てない人も多いのではないでしょうか。
これらを身につけるためにもやはり、まずは全力で仕事をしましょう。
そうすることで成功や失敗から多くを学び、自分のスキルとして定着していくはずです。

家庭について意識する

結婚や育児への悩みも多い30代ですから、やはりそこは意識しておくポイントです。
女性目線で仕事との両立が大変とは書きましたが、男性からしても育休を取りづらい風潮で、仕事が忙しくて子育てに参加できないなど、多くのジレンマがあります。
結婚や子育ては、一生涯でそう何回も経験できるものではないため、
自分の働き方や会社の体制に改めて目を向けることは非常に大切だと思います。
お互いパートナーを思いやり、自分たちと子供のため、しっかりと考えていきたいですね。

マネープランを設計する

若いうちからやっておけばよかったと後悔されがちなのが、お金に関する話です。
難しそうと敬遠したり、そもそも興味がなかったり、理由はさまざまですが、
貯金にしろ投資にしろ、始めるのが早いに越したことはありません。
結婚や出産、あるいは健康状態の急な悪化など、年を取るごとに出費も多くなります。
そんな時にある程度のまとまったお金があれば安心ですし、やはり家族には多くのお金を残してあげたいといった思いもあるでしょう。
30代でも遅いくらいです。ぜひお金と真剣に向き合ってください。
 

悩みを前向きに受け止められる考え方「リフレーミング」

リフレーミング とは ここで「リフレーミング」という考えをご紹介します。
直訳すると「枠を組み直す」ことです。
悩みがある状況を、違う角度から考えたり視点を変えてみたりすることで、
解決の糸口を見つけ出し前向きに捉え直すというものです。
短所を長所に言い換える「ポジティブ変換」と言ってもいいでしょう。
例えば「飽きっぽい」というのを「好奇心旺盛」と捉えたり、「心配性」を「慎重で計画的」と言ってみたり、
「流されやすい」を「柔軟性がある」と言うなど、例を挙げればキリがありません。
同じ事実でも自分の捉え方次第で、それに対する感情・意味付けがまるで変わってきます。
ピンチはチャンス、失敗は成功のもとと言われるように、マイナスなようでプラスになっていることは世の中たくさんあります。
悩みというのは成長のために必要なものです。
実は人間の脳は適度なストレスで活性化し、より注意深く物事を観察でき、パフォーマンスが上がるという実験結果があります。
困難から逃げたり、回避したり、あるいは我慢したりしないで、リフレーミングによって少し考え方を変えてみましょう。
今の状況をポジティブなものに変換してみてください。
そうすればまたひとつ上のステージに登れるはずです。

悩める30代のためにも健康経営の導入が重要

健康経営 企画 多くの悩みを抱える30代が、これらから解放されいきいきと働くためには何が必要でしょうか。
自らで意識すべきポイントなど、出来ることをいくつか書いてきましたが、それに加えて会社のサポートも必要不可欠です。
健康経営という考え方を会社が持っていれば、社員一人ひとりがもっと余裕を持って日々働けます。
社員の身体的な健康と心の健康、これらのサポートが会社には可能で、これが確保されることで社員は目の前の仕事に集中でき、作業効率も上がるし成果も出るので仕事のやりがいにもつながります。
仕事にやりがいを感じることは30代での働き方、その後のキャリア設計においても非常に重要な要素です。
健康経営の導入で、働き盛りの社員の大きな悩みが一つ解決されるのは、社員にとってはもちろん、会社にとっても大きなメリットです。

まとめ

会社員 悩み 今回は30代が抱える仕事の悩みと、その解決方法についてご紹介しました。
20代での働き方ではもう通用しなくて、自分の今後の生き方について真剣に考えなくてはいけないのが30代です。
結婚や育児に追われ、プライベートでの変化も大きく、人生の中でも特に忙しく大変な時期なのは間違いありません。
ただそんな悩みや困難も、自分を成長させてくれるための通過儀礼です。
自分の考え方次第で、ポジティブに楽しく変換できます。
ピンチはチャンスで、人生一度きりです。
充実した40代・50代のためにも、30代を悔いなく精一杯生きていきましょう。
Facebookシェア twitterシェア Lineシェア
Facebookシェア Twitterシェア Lineシェア
問い合わせ
各種取材やサービスに関することなど、
お気軽に問い合わせください。